Ａ．今ある環境のなかで工夫して練習に励まれているのは素晴らしいと思います。次のレッスンまでのあいだにどう過ごすか（どう練習するか）で、レッスン時のご自身の状態が違ってくるのです。
たとえば、全く声を出さずに次のレッスンに臨むのと、たとえ1回でも2回でも練習して声を出してから臨むのとでは、確実に後者の方が上達が早いです。勉強で言ったら復習してから授業に臨むのと同じですよね。
練習をしていると、声を出したときの感覚を（想像やイメージではではなく）ちゃんと身体で確認できるので、次のレッスンに行っても久しぶり感がなく体感が安定します（不安が少ないとも言えます）。
気をつけたいのは、ご自宅で「控えめに」声を出すときのことです。なぜなら、声をセーブすることで喉に力が入りやすくなるからです。特に高音域の発声や曲を使って控えめに声を出すのは避けましょう。高音は、ちゃんと声を出せる環境でセーブせずにしっかり出すことです。
