A. 歌い手というのは、それぞれに売り物、価値が違いますので、人とのコミュニケーション能力が必ずしも必要とされるわけではありません。ただ、歌もコミュニケーションなので、その能力をどういうふうに考えるかということになります。
しゃべることが下手だから歌で表現するMCはプロに任せて、純粋に歌に対してのみ集中していたのが、歌謡曲の歌い手でした。ただ、今はMCぐらいできないと、ステージは難しいと思います。ただ、YouTubeなどの覆面ヴォーカリストといわれ、名前も顔も出さない人もいますから、それで収益が得られてプロだというのであれば、プロの歌い手の道も、開かれていると言えるでしょう。