A. 耳で聞いた曲を再現することに長けているのはあなたの長所だと思います。趣味で歌う分には申し分ないのですが、もし将来的に人前でも歌いたいのであれば、基礎練習をして自分の歌を磨いていく必要があります。その際に練習しやすいよう、シンプルでわかりやすい曲を扱うということです。(ポップスやロックなどは、楽譜にすると実はとても複雑なものが多いです)
例えば何拍子で拍を取っているのか、どのようなリズムか、音符の長さはどれくらいかなど、耳コピーではどうしても曖昧になってしまいます。
練習曲をやってみると、今までは気づきもしなかった自分の弱い部分が見えてくるはずです。この弱い部分や改善点を知る、ということは練習曲をやる大きな理由のひとつです。自分で改善すべき部分に気づかない限り、今よりも上達していくのは難しいからです。基礎的な能力を鍛えることで、結果的には耳コピーの精度ももっと上がっていくのではないかと思います。