04.発音/言葉
A.言語である以上、どの言語もあいまいなものなのですが、日本では、それを使うのに、あいまいに、はっきりさせないで使うことが多いのでしょう。明確に使うこともできるのですから、言語としては、そういうものではないと考えます。
A.タイ語の「マイペンライ」は「問題ない、大丈夫」みたいに思っていますが、謝る、礼をいう、慰めるなど、多くの意味があるそうです。 ハワイの「アロハ」も「ようこそ」「こんにちは」だけではなく、神の心などの深い意味があるとなると「バイバイ」では…
A.日本語の否定は「ない」より「な」をつけ、疑問は「か」をつければよいのです。「行く」の場合なら、「行くな」と「行くか」で使えます。
A.VOAは、放送用に英単語を1,400にしました。アメリカの政府が予算を出して、海外で聞かせるのに簡易な英語にしたのです。
A.当初、東大の前身であった開成学校は、英語で授業していたそうです。
A.はい、発音の聞き取りの力で説明します。言語一般として、基本となる母音は13種あります。それは母語になっていくうちに選ばれていくのです。日本語は5つ、英語は10、スウェーデン語は12です。しかし、沖縄のことばの母語は、3つで、しかも島によっても…
A. 1拍子と言う人もいましたし、8ビートと言う人もいます。拍子という使い方によります。4分の4拍子で完結していくとみるなら、そうともいえます。
A.アクセントは、なまりのようなもので、強拍がストレスアクセントです。 強く言ったあとで弱く言う、弱くおくのが原則で、メリハリが生じるのです。
A.音素は、日本語20、英語45です。
A.英語なら、会話の基本として4千語、必要と言われていますが、3歳児でも2千語は話すのですから、そう多くはありません。でも、1日1語、学んでいくペースなら10年かかるわけです。
A.弁論に強いことばは、核心から説明に入ります。しかし、日本語は、逆に、場や周辺を説明していって終わることが多く、核心にズバッとは入りません。しかし、使う人、使い方しだいでしょう。
A.古代でギリシャはホメロスの叙事詩「イーリアス」「オデュッセイア」、オリエントは「エヌマ・エリシュ」。語り部がいて、各地の言語の文字がつくられていったのです。それは、いつの時代も同じです。ローマ字は、ウェルギリウス、イタリア語はダンテか…
A.漢字を日本語読みにしてみたのです。人(中国語でren)を「ひと」と訓で読み、「レン」の発音と近い「ニン」や「ジン」も音として残したわけです。そして、万葉仮名で漢字一文字を一音に対応させました。かつての不良ことばの「夜露死苦」みたいなもので…
A.日本の文化は、他の国のように貴族だけが担うものではなく、早くから一般の人も嗜んできました。ブログと私小説とエッセイ、日記、俳句などを好み、マニアックな創造でコミュニケーションをとろうとする力として発揮されています。
A.はい。日本では「みんなのうた」などで、今でも子供の歌が多くつくられ続けています。
A.明治維新後の横浜ピジン、戦中の台湾クレオール、小笠原クレオール(欧米人)などがあるそうです。
A.世界には6,000くらいの言語があります。ユネスコの消滅の危機に瀕する2,500言語には、アイヌ語のほか、八重山語、奄美語、八丈語など、日本の8言語が入っています。言語と方言とは厳密に分けられません。
A.「おめめ」「おみかん」と美化語も使います。 オノマトペも多いです。 NHKのNEWS WEB EASY「やさしい日本語」を参考にするとよいでしょう。
A.サ行が難しいですね。「おかあたん」「おいちい」 「うしゃぎ」「しゅごい」。「さ」が「しゃ」、「す」が「しゅ」になっている例です。
A.東西で、シャベルとスコップ、素うどんとかけうどん、うどんは、たぬき、きつねも違いますね。
A.方言の評価は、その地域の人へのイメージに左右されます。方言コスプレが流行しました。 ついでに、暗い時代の方言札(1903~1945年沖縄)、言語ヘゲモニーなど調べてみてください。
A.上向きが「を」で、下向きが「お」です。「をとこ」「をんな」で、「おきな」「おうな」です。「をさない」(幼い)で「おゆ」(老いる)と反対なわけです。
A.平安の時代には、「あそぶ」とは音楽の演奏でした。「あそ」は、ぼんやりした状態です。祭りで神を待つのに神事として音楽が使われました。よりまし(憑人)につくのに「あそ」の状態になるのです。恋愛を指すこともあります。
A.命の「ち」は血と乳。「忌む」や「斎(いつ)く」「祈る」のように、「生きる」の古語は、「生く」で息に通じます。「い」は、厳かなものを表しています。
A.息をひきとる、息を吹き返す、息吹くというように、「生く」の名詞化が息と考えられます。命の「い」であり、言う=言霊の「い」です。
A.人体に似たようにみえたら、その名がつくのはしぜんなことと思います。あばら骨→あばら家など。もしかすると、「目」や「鼻」で、「芽」や「花」かもしれません(アクセントからは、否定されていますが)。
A.どの国も同じで、「p、b、m」「t、d、n」「k、g」「w」「tz」「dz」です。つまり、口唇音、歯音、後舌音の順です。
A.母語は、a、それに対してiが区別され、次にu、そして、その間のe、oとなります。
A.メソポタミア文明のシュメール人の楔形文字で、粘土板に葦ペンで刻みました。シュメール語は、日本語と同じく、膠着語の系統に属します。ちなみに、次はエジプトのヒエログリフ(神聖文字)という象形文字です。パピルスに葦ペンでインクで書いたのです…
A.方言というよりは沖縄語ですが、母音が「あいう」の3つです。琉歌は、8886となります。