発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q120.普段の会話の時にも気をつけた方がよいのでしょうか。

A.体を使って声を出そうなどといろいろなことを考えると、コミュニケーションがおかしくなります。

実際に歌の中の声がプロとして変わってきたら、日常の声もよくなっていくというのが多くの人のパターンです。なぜなら、よほど身につけている人以外は、かなり高いテンションで扱わないと、声はコントロールできないからです。日常の声がよくなってきたら歌もよくなるというよりは、やはり歌は集約された舞台で特殊な場として与えられます。そこで思いきり集中して体を使うことを覚えて、それが日常にしぜんと通じてくる方がよいでしょう。

人と話す時に腹式呼吸を使ってなどと考えていると、一日頑張れないような気がします。かえって声に対して嫌悪感を抱くのではないかと思います。