発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1166.お酒を飲んでも歌えますか?

A.お酒を飲むと、喉に炎症が起こりやすくなります。いわゆる「酒焼け」というやつです。この状態で歌うと、その場は喉が温まったように感じ、声の出もとてもよく感じますが、声帯は悲鳴をあげた状態であるという事は確かです。そのまま歌い続け、朝おきると大変悲惨な声になっていることが多いです。しかしこれは体質にもよりますし、飲んだお酒にもよるようです。飲んでも歌える人は次の日でも歌えますし、歌えない人は一晩で通院するはめになる場合もあります。しかしトレーナーや周りが言うより、一度自分で体験した方がいいと思います。自分の体は自分にしか分からないからです。それで歌えれば自分はそういう体質なんだと思えばいいし、ダメならそういう体質だから本番前は控えようと思えばいいだけです。一番大事なのは、飲んでも歌える人がそうではない人に無理にお酒を飲ませることです。皆が自分と同じ体質ではないという考えは常にもたれた方がいいでしょう。(♭Σ)