発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1854.どんな人がくるのですか。誰でもOKですか。同じやり方で何でも通じるのですか。

A.ここは、いつでも過渡期とは思います。もっとシンプルにしていきたいと思いつつ、いらっしゃる方は多彩になってきているのが現状だと思います。どんどんと新しい分野の方がこられます。エスニックな方や邦楽の方も多くなっています。エスニックや邦楽の分野は応用としてみています。外国人や偉い人間国宝のような人は、声について何もいってくれません。すると、今の人はどうしようもないからここにきます。
 声楽の先生について、声楽をやっているのとは違います。端歌、小唄、長唄の方もきているので、いろいろみせてもらってきました。私は、彼らの師匠ではないから、本当のところ、わからないのです。しかし、そこで解決しなかった人には、ここのように中立独立のスタンスで声を扱っているところの方がうまく伸びていきます。
 よいものはよいとわかります。下手に勉強してみてもなんともなりません。美空ひばりさんの端歌なども、参考になります。いろいろと聞いていくと、基準はぶれないことがわかります。我々ができることは、その人の声を自由にしていく、より柔軟に、高度な要求に対応できるような体や感覚にしていく。その手法として声楽やヴォイストレーニングを使っているということです。