発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-03-16から1日間の記事一覧

Q.「縦の線」上に共鳴を統一させるとは。

A.イメージです。体からの呼気の流れにのって、縦のイメージ(頭部-胸部)で1本の線上にとれている場合は、お腹から深い声になっています。体で支えられているため、のどの負担を最小限に抑えられます。響きも縦の線上に考えます。 あなたの体で、胸の…

Q.声の終止のトレーニングとは。

A.1.「ハー―」 2.「ラー―」 3,「ナー―」 4.「ガーー」 5.「リー―」 6.「(自由に)」 フレーズの最後の音は耳に残るものですから、その音がうまく処理できていなければ、全体もこわれます。そこでしっかりと声をお腹で止めるトレーニングをし…

Q.声を直線的にとらないこととは。

A.たとえば、「私」と言ってみてください。そこで「わ」「た」「し」を、3音とも胸についた、しっかりした声で言えるでしょうか。頭の音だけ強くぶつけて声を出し、あとはあやふやで何を言っているのかわからなくなりがちです。大きな呼吸の円循環の流れ…

Q.フレーズの終わり方は。

A.きれいに音が消え入るように止めます。ぶつ切れにしたり、あらっぽくなってはいけません。フレーズの最後の音は耳に残ります。うまく処理できていなければ全体がこわれます。そこでしっかりと声をお腹で止めるトレーニングをします。このとき、共鳴が上…

Q.「ことばでチェックする」とは。

A.次のことばを読み、それぞれ一つのフレーズのなかで言い切ってください。「あー」という感じで、「あおい」と言うことができると、一つのフレーズとして処理できたという目安になります。(二重母音、三重母音のつもりで)(次回からはもっともよかった…