A.よく、「自分は顎のつき方が人と比べて特殊だから、発音にくせがある」「鼻が低いからいい声が出ない」「舌が他の人より短いから(または長いから)滑舌がまわりにくい」という人がいます。これらは、全く関係ないといったら嘘になります。骨格や顎、舌の形状、または喉の形状と声は密接に関わっているからです。しかし、大部分の不自然に聞こえる声は、不要な顎や舌や喉の力みからきます。試しに、わざと口を緊張させてモゴモゴと文章を読んで見ましょう。不自然な声は簡単に作り出すことができます。逆に、自然な声とは力を抜けば作ることができます。それができないということは、おそらく、もっと声量が欲しい、深い音色が欲しい、などの応急処置をしようとする不要な力が邪魔している要素になります。そのことを理解しておくといいです。(♭∀)