A.誰もがこれだという正解を求めてしまうのですが、人それぞれに性格が違うように、声も千差万別なのです。これが正解だという声はありません。
しかし理想は求めていきたいものです。その人が本来もっている声、自然な声というものを得ることはできるはずです。これが正解だという声ではなく、その人がもっている魅力的な声を磨き出していくことはできるのです。トレーニングを積み重ねていけば、必ず本来の声が出てくるはずです。
ですからこれが正しい練習方法だという練習方法がひとつであるわけがありません。人の数だけ、練習方法はあるのです。また正しい方法ではなく、その人に合っているかが大事なのです。
自ら見つけ出していくか、本やトレーナーから知識として得るのか、いろいろな方法があると思うのですが、あらゆる方法を試してみて、自分に合ったトレーニングメニュを見つけ出していくことが大事なのです。これこそがかけがえのない自分の宝物、そして財産となるのです。そしてその宝ものを磨いていくことで、声という、さらなる宝物を得ることができるのです。
正しい声とは発声ができていればよいというものでもありません。発声はあくまで手段であって、発声を鍛えていくことで、自然な声にしていくことが大事なのです。