発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3188.「発声の時に、音階が下降していくと音程も下がってしまう。不安定になってしまうのですが。」

A.音自体が下がっていくのですから、ちょうどよい高さの音程を保つのは難しいことです。慣れましょう。
音が下がる時には逆に身体のポジションや気持ち(ピッチが下がらないようにする、という意思)は、上に昇る、昇っていくというイメージを持つことです。イメージを持つだけでは、と思われるかも知れませんが、意識的に音が下がらないようにと、思うことで身体はそれに必要な体制をとるべくして近づき、動くのです。無意識ではなく意識的に、意図して行うことが効率的です。これを繰り返し、いつしかしぜんと無意識でできるようになってはじめて、身についたと言えるのではないでしょうか。