A.そうですね、基本的に日々よいコンディションを保つ、ベストを尽くすというのが大切ですが季節の変わり目や、電車に乗っていてたまたま風邪が移った気がする、などふとした環境の変化によって体調は変わります。特に声帯はとてもデリケートで腫れたり炎症を起こしたときは安静が一番です。無理に声を出して、次の日に練習したかったのにできないのでは2日休む事になって、結局我慢して大事をとったほうがよかったのに、という話もよく聞きます。
ですからそのような時は発想を変えて、普段の自分の練習を振り返ってみて文章に書き留めてみたり、トレーニングのポイントをまとめる、発声の本、楽譜などを静かにじっくり読んでみたりという時間に当ててみるのはどうでしょうか。どうしてもレッスンで歌ったら歌いっぱなしで次に同じことを指摘、注意されてしまうパターンがとても多いです。
よい声が出てくると嬉しくなってもっと頑張ろうという気持ちは誰でもありますが「あれ、ちょっと声が無理をしている。」と気づいたら、声のためにも早めにトレーナーに相談してください。