発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3417.喉声になるとどのようなデメリットがありますか。

A.自分の声が喉声、つまり息の流れのない声になっていることに気がつくためのひとつのヒントは、バックバンドの音を自分で聴けているかどうか、というところにもあると思います。つまり、喉声の場合、自分の耳に跳ね返ってくる声が大きくなるために、バックバンドの音を聴くことは困難になると思います。(よほど大きな音を出している場合は別として)。特に、ピアノやギターの弾き語りのときは、伴奏の音がちいさくなります。自分の声をsul fiatoで(息の流れの上に乗せた声で)出せているときは、伴奏の音楽に自分の声が乗っかっていくよう感じるものです。伴奏を聴けずにずれている音楽は大いにして歌手が喉声で歌っているケースが多いのはその為です。 (♭∀)