発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4116.喉を開ける訓練は必要ですか。

.初心者にレッスンするにあたり、私がとても大事にしている問題のひとつです。日本人はその浅い言葉のせいで喉をつめたり声を作って出す傾向が多いと言われています。また声をレッスンする側にも問題がありドイツ式発声で声を作る指導者があまりにも多いことが生徒を苦しめる原因になっていると思います。

まず響きから作っていきお腹を固めさせるやり方は日本人にはあまり向いていないと私は思っています。特に響き中心にの指導者の生徒は喉が上がってしまっていて声そのものに魅力がなく浅い声になっている場合がとても多いです。

響きとは自分で作るのではなくトレーニングの中で鍛えていくもので呼気と支えのバランスで初めて生まれてきます。始めから響き重視でいった声では中々上達しないと思います。声量的な問題でも劣ってくるでしょう。ベルカントな響きに変えていくためにも実声のトレーニングはかかせないと思っています。先ずは自分の生まれ持った本当の声を探し出すことから始めていくともっともっと声が楽になり高い音域も楽にでるようになってきますよ。

しかもふといまま出せるようになります。(♭Σ)