A.一流から学べないのは、一流の人というのは、素質、感性、もって生まれたものが、育ちのなかがわからないうちに、先に行けて、結果、やれてしまった人が多いのです。その分、人に親切、やさしくて、余裕があります。それゆえ、多くの人は憧れたりファンになります。しかし、近づけないし、近づくと、そこから脱せなくなるのです。
一流なのに二流だと自己評価してきた人は、そういう一流の陰に位置してしまった人に多く、自己否定から実力をつけるノウハウやマネジメント、さらに他人の見方、活かし方、育て方を学んでいます。力をつけるプロセスをよく知っています。そうして、学べた本人は成り上がっていきます。一流の人が自分のプレーだけで終わるのに対し、後進を育てるノウハウをもちます。
こうした、最初から「一流に勝てない、二流だ」と思う人も、2つに分かれます。自分の限界と可能性を分析して他人の育成に活かせる人と、妙なコンプレックスで他人の足を引っ張る人、でもその場合でも、それなりに世に出た人は、大体は、一流の後進を自分が育てて、あいつの鼻をあかしてやろうと前向きに解消されます。(♯)