どのプロの歌の1曲の中にも、一生かかっても学べないノウハウがあります。ほとんどの一流の人は、1曲の中から多くを学んでいます。一流のプロは徹底して学びます。それをアレサ・フランクリンのレベルでとるか、SMAPでとるか、そこでずいぶん違ってくるでしょう。
好き嫌いではなくて、優れたもので学ぶようにということです。それが最近は難しくなってきています。若い人には昔のそういう曲は、肌に合わない。ただ、それは好き嫌いなのです。自分の体を変えて、声の技術を磨こうと思うのだったら、嫌いでも、これこそはプロと認めざるをえないと思うものに学んだほうがいいのです。目標としていることは、上達しようということでしょう。