A.元気を与える「話芸型」と、情報を与える「知識・情報伝達型」に大別してみるとよい。そのタイプと主たるシチュエーションで特徴を考えましょう。
分類してみると、どんな話し手も、どれか一つのタイプではなく、混ざりあっていることがわかる。話し方にもいろいろな要素があることを知り、その一つひとつについて、どうしたら身につくのかを考えてみましょう。
「話芸型」で話がうまいといわれる人の話は、いくらメモをとっても、そのよさは伝わらない。原稿に起こした文章を見たら、「こんなことは当たり前」ということばかり、やはり、その場にいなくては味わえない臨場感に支えられた“ライブ”なのである。
一方、「知識・情報伝達型」ではメモが話よりも大切になる人。その内容の価値をもって人前に出ているのであり、いわばパッケージして伝えられるスタジオ録音タイプとでもいえるだろうか。(Э)