A.顔の筋肉が、思うように動かないという人が多くいます。日本語は、顔の筋肉をほとんど動かさなくても話せるし、マスク生活で、表情筋を豊かに使うということから遠ざかってしまっていることも原因として考えられます。
表情筋は、声をしっかりと響かせるために必須要素になります。明確な発音を作るためには、舌、唇を思い通りに動かせることが必要ですが、顔のさまざまな筋肉がこれを助けます。
唇を動かして「ウオアイベー」体操をしている人もいると思いますが、「ウオアイ」は、唇のまわりの口輪筋で作るのではなく、そこについているほっぺたの筋肉が作ります。頬をすぼめたり、口を横に引いたりしてスムーズに動かせられるように練習してみてください。
これを鍛える効果的な方法は、手で抵抗をつけることです。唇を横に開く力をつけたければ手で頬を少し前に寄せておき、唇を横に引っ張ろうとすると、軽い負荷のかかったエクササイズをすることができます。