A. 正しくないと思う練習も行ってみるとよいでしょう。そのことによって正しいといわれているものが、本当に正しいのかどうかも、見当がつきます。
正しいか正しくないかが分かったときに、正しいことが1つ、間違っていることが9つというわけではありません。むしろそういうところから、残りの9つをやっても、間違いにならないようにしていくのが、実力の付け方です。正しい、間違っているということにこだわっていると、表現者としては、1歩も踏み出せるわけではないわけです。他の人がやったら間違いになることを自分が行うと正解になる、そのぐらいの力をつけることを目指してください。