発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.信じることと騙されることの効果について、知りたいです。

A.効果が誰のためなのかが肝心です。本人のためにならないのなら、ただの洗脳なのです。この区別はけっこうややこしくて、他人のためになれば本人のためになるわけです。一方、本人のためにしかならなければ世に役立たないからです。そういうことを知らせ…

Q.舞台と映画の違いとは。☆

A.舞台は、リアルな時間で、現実とほぼ同じテンポです。それをシーンの切り替えで時間をスキップします。映画は、当初そのコピー、つまり、最上席からみえる舞台の撮影に近かったのですが、変わってきました。まず視点が登場人物のみるところ、みられると…

Q.配役は、現実の生活に影響しますか

A.人のキャラもシンボライズで、記号化したのです。俳句でいう約束事、季語のようなものです。悪役キャラができると、その人は、どの映画でも出たときには悪役となり、普段、街を歩いていても、人が嫌悪し、その子供がいじめられるようなことも起きました…

Q.他の著書や理論を、具体的に挙げて、批判して欲しいのですが。

A.この分野は、独断での未熟なものが多く、私はあまり関心がありません。その著者が正誤にこだわって述べているくらいのものなら、批判することもありません。新しい説によって述べられたような理論は、すぐに、また新しい発見によって覆されます。他人の…

Q.お勧めのヴォイトレ本は。

A.ヴォイストレーニングの本がたくさん出ているので、どれを読めばよいのかとよく聞かれます。1~2冊なら、評判のよいもの、よく売れているもの、新しいものから選ぶことになるでしょう。本当に知りたければ、すべて読みましょう。レッスンに通うことを…

※Q.声と体について学べる本は、どんなものがありますか。

A.声について学べる基本書の一例です。 「うたうこと 発声器官の肉体的特質―歌声のひみつを解くかぎ」フレデリック フースラー; イヴォンヌ ロッド・マーリング著 (音楽之友社) 「新・発声入門―あなたの声を診断(テスト)する」 森 明彦著 (芸術現代社)…

Q.幼い子供の能力の分類、特に知性と人間関係の両立について教えてください。

A.思いつくままに、能力としては、言語、絵画、空間、論理(数字)、音楽、身体運動、社会的、感情的知性、自我など。 それが1.外向―内向 2.神経質さ 3.衝動性、で分けられます。 幼児教育の結果は、大人になるまでみないとわからないものです。(♯)

Q.辰吉さんと千原ジュニアさんが「勘違いで人生こうなった」と言っていました。勘違いで成功しますか。

A.大いなるヴィジョン、大ぶろしき、大ホラ、はったり、嘘ではダメです。純粋な思い込み、勘違いでいくということです。大きな器づくり、その器をイメージして大きくしていくのです。その思い込みを強くすると、トレーニングの効果が上がります。(♯)

Q.今の教育の問題点は何でしょう。

A.1.将来のヴィジョン 2.自主性、柔軟性 3.達成感(幸福感)、こういうものの欠如です。 社会関係のための感情コントロールや理性は、自由で自発的で複雑な社会関係を経てつくられるものです。古代には一夫多妻からの兄弟、叔父、叔母の多い人間関係環境…

Q.言語と音楽では、どちらが先でしょうか。

A.この200年間、論じられてきましたが、有名なのは、音楽が先というダーウィンと、その反対のハーバード・スペンサーです。(♯)

Q.能力は遺伝ですか、環境ですか。

A.その区別はけっこう難しいと思います。教育や経験で遺伝子のON,OFFがなされることがあるからです。(♯)

Q.音楽をつくったり演奏するのに、宗教や信仰は必要ですか。

A.レクイエムをつくる人でも、ブラームス、ヴェルディ、ベルリオーズなど、無宗教の人はいます。プレーヤーも指揮者もいます。私たち日本人も、宗教や信条ももたずにゴスペルや聖歌を歌います。(♯)

Q.能力は、経験で伸ばせるものですか。

A.音楽や数学の能力は、あまり世俗的な経験や能力と関わらないともいえます。知能というものにもいろいろとあるのです。しかし、伸ばすしかないなら経験を積むことでしょう。(♯)

Q.音楽を楽しめない人はいますか。

A.前頭葉の音楽への感受性が欠けている人がいます。それは、どこかの結合の欠けているせいと言われています。(♯)

Q.早く学ばないと音楽の才能は開きませんか。

A.全くやらず、できなかった人が40代、50代からのレッスンで変わるという例は、たくさんあります。脳のFMRIも活性化されたことが報告されています。(♯)

Q.耳管開放症について知りたいです。

A.口の奥を広げること、特に上の方全体を広げようとがんばり過ぎると、耳管が開いて閉じにくくなってしまうことがあります。これまで、10名近くの人が、これになりかけて、相談を受けました。「口の中をしっかり広げて、あるいは空けて。」、、、レッスン中…

Q.元気に体の勢いで歌うと声が大きく出ますが、ヴォイトレになっていますか。

A.よい声・楽々と自由に使える声を出すためには、ウォーミングアップが欠かせないことは、実感されているだろうと思います。では、実際にどんなことをすればよいか、それはひとそれぞれだったりしますが、とりあえず声を出す人もいれば、必ず体のストレッチ…

Q.起床から3~4時間は声を出さない方がよいのでしょうか?

A.朝などは、起床してから3~4時間は、声を出さない方がよいとよく言われます。そのため、オーディションなど、午前中の時間帯に行なわれるイベントで声を出さなければならないときは、その3~4時間前には、起床する必要があるので、夜遅くまで仕事などがあ…