発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.愛される声にはなれますか。

A.余裕、落ち着き、エレガンス。若い声を演出している女性の中には、才気があり、器用な人もいるのです。一方、案外と地味な面をもつともいえます。男性からみると、そのギャップに驚いて、惚れてしまうこともあるでしょう。驚き、ときめきは、恋の常套手…

Q.ダイエットは声にはよいのですか。

A.太りすぎの人はともかく、ステージを考えたとしても、ダイエットに励んで、体を壊すなどというのは言うまでもありません。日常の活動に影響するようであれば、声にとっては、大敵です。度をわきまえて行なうようにしたいですね。 また、便秘も下腹部が張…

Q.生理は声でわかるのですか。

A.女性の排卵日を調べる方法といえば、オギノ式で、毎朝、決まった時間に基礎体温を調べる方法があります。声によってもわかるようです。 野鳥研究家の大分県の佐藤利明博士は、カッコウの鳴き声が、発情期になると「カッコウ」から「カカッコウ」に変化す…

Q.人は人の声が好きなのでしょうか。

A.はい、人は、人の声やことばを聴きたがります。どんなによい楽器がつくり出されても、声を好むのです。 欧米では素晴らしい音を奏でるオルゴールが発達していました。しかし、人の声の聞こえるレコードが発明されるや、それはとてもひどいノイズだらけの…

Q.「何も考えるな」といわれました。

A.私はしばしば「何も考えるな」ということがあります。しかしこの言葉はある程度の期間、ある程度以上のレッスン回数をこなした人にしか言えないと思っています。初期段階では言えません。 ある程度の年月や回数をこなしてきた人の中には発声の知識が増え…

Q.レッスンと本番のバランスについて教えてください。

A.ヴォイストレーニングでは、指導者からここを響かせて、ここを張って、そこを絞めてなど、いろいろなアドヴァイスがあると思います。それ自体はとても重要なことですし、私自身もそれぞれのアドヴァイスをしていますが、実際の問題としてはレッスンで学ぶ…

Q.胸を高く保つとは、どういうことですか。

A.歌うフォーム、姿勢に関して「胸を高く」「胸を広げて」と指導されることがあります。実際、どんな呼吸の方法であっても息は肺に入るので肺が膨らむのは同じですが、胸を意識的に広げたり高くすると力みやすく、かえって声の持続力がなくなることがありま…

Q.人が魅かれる声とは何ですか。

A.声は内面を表わすものです。声に精神性を感じる人は少なくありません。 私も話し方教室やアナウンサーのスクールで、そういう勉強に熱心な人とはたくさん会いました。しかしそこでは、声の魅力というのとは、少し違い、基準が、明瞭な発音です。(♭б)

Q.声のスキル、技術の習得は、仕事としては必要ですか。

A.有力な武器にもなります。しかし、そういうトレーニングは、あなたの難をなくすために行ないます。欠点、弱点を克服したり、見えなくするのです。ただし、それが必ずしも、声についてはよいことではないからです。(♭б

Q.ファーストフードやファミレスの応対の声について、どう思われますか。

A.マクドナルドなど、そういうお店の応対の声は、客に不快を与えない声がよいのです。“スマイル=0円”と同じ、つまり愛される声では、ないのです。エレベーターガールの声もそうですね。 ルックスのよいアナウンサーが、はっきりと言葉をしゃべります。そ…

Q.冷やさないためには。

A.寒いところで声を出すのも避けた方が無難です。体を冷やすのもよくありません。特に冷暖房による温度差は、風邪をひいている人がせきこむことでわかるように、のどの粘膜にも悪い影響を与えます。少し体が慣れてから発声しましょう。(♭ф)

Q.プロとして一流の演奏活動をしている人ほど、ヘルシーになっていませんか。

A.プロが長く高レベルでの活動をするなら、自分の健康に気を使わざるをえません。著名なヴォーカリストには、禁煙どころか、ノンアルコール派も多いです。菜食主義で、毎朝のジョキングは欠かさないのが、今の時代を代表するヴォーカリストかもしれません。…

Q.生理で声が変わるのものですか。

A.生理の前後は、ホルモンの変動が自律神経の調整を変えるので、血液の循環に影響します。風邪をひいたときのように声がかすれたり、低くなりがちです。声帯やのどに充血するために、むくんだり、声は重くハスキーに、音色が暗く、音もかすれたりフラット…

Q.よい話とは、どんな話だと思いますか。

A.よい話とは次のような話をいう。 ・聞き手の心に届いている ・話に引きこまれ、時聞が気にならない ・違う時間、空間が出現する(異次元体験ができる) ・高まる気持ちになる ・プライドをくすぐられる ・「なるほど」と頭がまとまっていく ・目からうろこ…

Q.周りには話のうまい人がいませんが。

A.話し下手を反面教師にする。 話のよい人を見て感心したら、次はそうでない人をじっくり観察するとよい。そこであなたが思うことは、あなた自身が話している時に聞いている人が思うことと似ているかもしれない。 次の点について考えてみよう。 1(その人の…

Q.声色は一色ではありませんから、どんな声でもOKなのですか。

A.声は楽器ですから、基本は一つ、そこからは応用なのです。それを思い込んだ応用で固め、くせをつけないようにと言いたいのです。つまり、あなたのなかの、体と発声器官の発声原理に理想的に基づいた声を磨きましょうということです。 それを、あなたのオ…

Q.ベターな声、ベストな声とは何ですか。

A.ベターな声・・・今のあなたの中で選んだもっともよい声(もっともよい状態) ベストな声・・・トレーニングで鍛えたあとのあなたの中でのもっとも理想的な声 くせ声・・・今のあなたの声をよくない方に無理にもっていって、つくった声(♭б)

Q.個性的な声とは。“個声”のことですか。

A.これは私のネーミングですが、同じように使っている人もいるかもしれません。この個声を使うべきだというのが、私の結論です。もともと一人として同じ声はないからです。今のよい声でなく、あなたの声の可能性を目一杯拡大した中で選び抜き、鍛え抜いた…

Q.一言のスピーチの量は、どのくらいですか。

A.およそ2分間の長さを知っておこう。2分間のつもりでゆっくり話すと3分間になる(文字量でいうと、3分間では1000字くらいがよい) ちなみに最新のデータでは、次のようになる。(Э)