2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
A.簡単に比較してみます。 日本語 英語 1.姿勢 ・猫背 ⇔ ・まっすぐ 2. 呼吸 胸(式)の上部 胸の下部 さらに、胸式(横隔膜中心に) 浅く、弱い(鈍い)、短い ⇔ 深く、強い(鋭い)、長い 3.発声 かん高い 低く太い(高くとも) 浅く平たい 張り、ひび…
A. 声を出すことが、何らかの原因でトラウマになってしまった人や、手術後のリハビリの人、発声障害と診断を受けた人の中にはこのような傾向をお持ちの人がたくさんいらっしゃいます。呼吸の練習をしている時は問題なく息とともに声が吐き出せて、よい状態…
A. 呼吸をしやすくするには肋骨がフレキシブルによく動く必要あります。肋骨が広がりやすければそれだけ肺に息が入りやすくなるようです。さらに肩甲骨がより動くようになれば、それだけ肋骨も動きやすくなり、肺により息が入りやすくなります。 自分の手で…
A. 音が、なめらかにつながっていないということでしょうか。律義に音符と歌詞を歌おうとすると、音符の団子がならんだような、物切れの音楽になってしまいかねません。音楽はもっと流れるように、滑らかに聞こえてきたほうが美しいので、レガートを指摘さ…
A.同じではありません。呼吸というのは、表現を伝えることに、とても大きな関わりがあります。呼吸の合っていない言葉は、とても聞き取りにくいからです。これは、聞いている人も呼吸をしているからです。どんな表現も、その二つの流れを無視しないことで…
A.「うん、そうか、あのね」と「うーん…。そうかあ…あのね」では、まったく違います。 間とは、言葉を言わないのだから、緩急によるメリハリの中で最大のメリハリといえます。ただ止まっているのではなく、言葉がないことで伝えるべき内容があると思うこと…
A./のついているところまで速く、//のついているところまでゆっくり言ってみましょう。 わたしの親は、/ここから遠く離れたところに//住んでいます(Э)
A.そういうときに、体の底から心地よく声が出たという経験をしたという人はたくさんいます。これは、しぜんな発声の理にかなっているのです。体が運動のあとで、柔らかくこなれた状態となっています。汗もかき、循環機能もよくなっています。よけいな力が…
A.心や体の動かないときです。寒いとき、起きたばかりのとき、過度に疲れたとき、体調の悪いときなどです。こう考えると、スポーツをやれる条件が、ほぼ声を出すときにも当てはまることがわかります。声は体と緊密に結びついているのです。(♭б)
A.自分の最も調子がよく声が出たときのことを思い出してみましょう。経験していない人は、イメージするだけでもよいです。それは、どういう状態で、どうして出せたのでしょうか。 私のヴォイストレーニングの基本的な考え方は、自分のなかの最もよい声をよ…
A.ヴォイトレというと、すぐ声のことにばかり目がいきますが、本当は耳の方が大切なのです。 たとえば、年配の方で「コーヒーとティーはどちらにしますか」と聞くと、「テー」と返される方がいました。その人の頭には、「ティ」は「テー」で認識するので、…
A.何をもってネイティブというのかにもよりますが、英語のように、世界の共通語となっているのは、かなり許容範囲が広いから、あまり心配しなくてもよいのです。ジャパニッシュより、イングリッシュに近ければよいくらいから、スタートしてもよいでしょう…
A.私たちが認識していないから、言い分けられないのですが、日本語で普段使っている中にも、たくさんの音があります。文字としての50音(実際は100~150くらい)でなく、音声としてはけっこうあります。 そういうものに敏感になっていくのも、耳を鍛えるこ…
A. 息をしっかり吐くようにレッスンではいわれることが多いと思います。実は強すぎてもいけません。初心者の人は多くの息をスピード感をもって吐くことができていないため、息を吐くように言われていると思います。しかし、強すぎると、声帯がしっかり機能…
A. ハミングが苦手な人が時々いらっしゃいます。実は私もそうでした。ハミングが苦手で、ある程度できるようになるのに1年、さらにもっといい具合でできるようになるのには2年はかかったと思います。 うまく行かない原因はなんでしょうか、喉の周りに力が入…
A. 裏返ったり、不安定になる原因の一つとして考えられることは、声の支えが弱いということです。歌っている時に、体のどの部分にどんな感覚で支えを感じていますか。歌を練習して間もない人ですと、この、支えの感覚はまだまだ明確に持てていないのではな…
A.飽きない話をするための手段を挙げておきます。これは、話し手の人間的魅力によってできるのが最上ですが、話し方やツールでも、かなりカバーできます。 ・聞き手に行動や作業をさせたり、発言させたりする ・話を立体的にし、一体感を持たせて進めてい…
A.うまく間を置いて話す人の言葉は、とても気持ちよく耳に伝わります。間のとり方一つで、伝えるべきことが伝わらなくなったり、意味がまったく変わったりすることもあります。つまり、間は、話す上で最も大切な技術といえるでしょう。 音声がない空間、時…
A.体調のよくない人の言葉は、とても聞き取りにくいです。息づきがうまくできなくなっているからです。歌にも息つぎがあるように、しゃべりにも息を吸うところがあります。息つぎせずに、しゃべり続けることはできません。だからといって、息が苦しくなっ…
A.本来は、声づくりは、無理せず、基本的なトレーニングから、順に少しずつ確実に身につけていくのが理想的です。時間の差はあっても、誰でもやれば声は必ずよくなるのです。(♭б)
A.声がよくなるとは、より大きく強く高く(低く)出せるだけでなく、しっかりと統一されており、かすれたり割れたりしないということです。しかも、長時間、声を出しても異常をきたさず、体調の悪いときも(風邪などをひいていても)最低限、必要な声と表…
A.そのレベルになるには、相当のキャリアが必要です。しかし、そこまでいかなくとも自分の声を知り、声を使うときには、声の調子を万全に整えておけばよいのです。必要な声の条件、それは自分の伝えたいものが思うままに伝わることを助けてくれる声である…
A.英語ならフォークでもロックでも、言語のリズムがそのまま歌のリズムになっているので、日本語よりもずっと歌ってのりやすいはずです。ボサノヴァ、サンバ、ワルツなど、ワールドミュージックのいろんなリズムパターンの歌も聞くとよいでしょう。 ちなみ…
A.そんなことはありません。日本の歌の女王というと、(故)美空ひばりさんですが、彼女は譜面を読めず、英語も話せませんでした。しかし、ネイティブと同じといわれるくらいの当時としては驚くべきレベルで、ジャズやポピュラーソングを原語で歌っていま…
A.必ずしも年月と実力が比例するわけではありません。むしろ個人差が大きく、それは耳でどのように聞くのかという力によって、大きく影響します。その音声の世界を捉えるセンサーを、私は「アンテナ」といっています。 たとえば、ものまねが上手い人は、ア…