発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.眉毛のトレーニングとはどのようなものですか。

A.思いっきり眉毛をつりあげる しかめっつらをして、眉毛を下げる(♭б)

Q.わかりやすくしてくれないと学びにくいです。

A.わかりやすさだけが求められてしまうと、先生もてっとり早く教えてしまおうとなってしまいます。となると、ますます、そうでないともどかしくなるので、困ったことに、面倒なことから学べなくなります。本当に力になることは、もどかしいこと、面倒なこ…

Q.今の時代のキィーワードは何でしょうか。

A. 2016年のことばですが、オックスフォード辞典では、Post-truth、感情、共感に流されることといえます。それを避けるには、地道に行動すること、他の人に会い、多様な考えに出会うこと、現場に出ることです。問題の根底を読もうと考えて表現することです…

Q.歌には港がよく出てきませんか。

A.「歌は人の志を運ぶ船である」と水原弘は言いました。歌謡曲、演歌の歌詞には港、北の、涙、などが定番でしたね。(♯)

Q.腹式呼吸以外の呼吸法があるのでしょうか。

A.ヨガやピラティスでは、胸式呼吸を用いるときがあります。 腹式呼吸は、息を吸ったらおなかが膨らみ、息を吐いたらおなかがしぼむというものですが、胸式呼吸はこの逆です。息を吸ったときに肺を意識的に膨らませて、おなかを膨らませないようにします。…

Q.声が突っ張る感じになってしまうのですが、どうすればよいのですか。

A.うまいなと思う人と、まだ訓練中だなと思う人の違いの一つに「声が突っ張っているかいないか」や、「しなやかな伸び声があるか」ということが挙げられます。これができているかできていないかで、一つの大きな階段をクリアしているか、というポイントにな…

Q.前奏が複雑で歌い出しの音がとれません。

A.昨今の曲は、アレンジによって、複雑な音の組み合わせや耳慣れない音色が加わることで、そういう思いをすることがあると思います。耳慣れた楽器での伴奏なら音が取れても、電子音など他の音色も重ねられると音がとりにくくなる傾向があるようです(ならな…

腹式呼吸と胸郭の関係

腹式呼吸の原理は肺に息が入り、横隔膜が下がるということです。お腹が膨らむように息を吸うことが腹式呼吸ではないということです。お腹を上下で分けるならば、横隔膜が下がったときにその下にある胃が動きます。その際お腹の上部が前に出たり動いてくるこ…

Q.間についてはどうすればよいですか。

A.口すぐに切り出さず、間を置く 口引きつけてから、第一声を出す 口特に重要なところや言葉の前で間をとる 口多くのことを速く言ったら、少し、間をとる 口大きな節目で間をとる(Э)

Q.話のメリハリの注意点は何ですか。

A.口プロミネンス(強調)をつける 口伝える意志や、やる気を強く前に出す 口生き生き、元気が出るように話す 口文末は言い切る。弱めて伸ばさない 口声に張りをもたせる(Э)

Q.注意したい動作はありますか。

A.口テキパキと言う 口せわしない感じはないか 口もたもたしているように見えないか(Э)

Q.舌のトレーニングとはどういうものですか。

A.舌根、舌背、舌先の連結運動を紹介します。 舌を口から勢いよく出す 舌の先を閉じた唇のうしろにあて、唇を押してふくらます 舌を口の右側左側に交互に大きく出す 口を大きく開き、舌先を上の歯の後ろの方に、次に下の歯茎の後ろの方に動かす 舌を歯と唇…

Q.唇のトレーニングとはどういうものですか。

A.唇を閉じて、パ・バ・マを発音する(これは、呼気圧の高い順です) パピプペポ・バビブベボ・マミムメモを繰り返す 唇を閉じて、上唇と下唇を交互に前に突き出す 歯を合わせたまま、歯並びがすべて見えるように開き、閉じる(♭б)

Q.頬のトレーニングとはどういうものですか。

A.両頬に呼気を送り、ふくらませ、その後、両頬を吸い込む 頬の左右、上歯茎の上方、下歯茎の下方と4方向を部分的にふくらませる(♭б)

Q.日俳連のジュニアランク15の声優です。人気と出世は別ですか。

A.共同組合日本俳優連合に所属ですね。はい、その通りです。声優は、もはや職業でなく、生き方、生き様として選ぶということになるでしょう。声優でなくとも、声優の仕事はできるし、これからはAIがライバルです。将棋ならAIを除いての人間勝負が残ると思…

Q.実力向上の秘訣とは、何でしょうか。

A.これからは、感動する心と自分を支えるチームづくりでしょうか。 やりたいことと好きなこと、やるべきこととやらされることの区別がなくなり、したいことしかないとよいのですが、現実には、好きとピンチの連続が力をつけます。 (♯)

Q.映像で、何でも真実がわかる時代だと思いますが、人間は賢くなりますか。

A.いえ、映像は、賢く使わないと偏見を取り除くどころか逆になります。真実を伝えるとともに、大きく歪めるのも映像の力です。どちらもパワーアップしてしまうのです。ことばの力、想像力、俯瞰力、洞察力をつけましょう。(♯)

Q.声のよりどころをどこに感じればいいのでしょうか。

A.私自身、歌のレッスンを開始して間もないころは、ただただ何も考えずに歌っておりましたが、次第に、どこに力を入れるといいか、よりどころを作ることで声が支えられて出しやすく、自分自身も安心するという感覚がありました。 トレーニングが未熟なうち…

Q.高い音を出せるようになるにはどうすればよいのですか。

A.高音は、いろんな条件が整うと、出しやすくなると思います。力任せに叫んでも、ある程度までは出るようになるかもしれませんが、そのような声で常に練習していては、いつか喉を壊しかねませんし、第一、聞いているお客様にどのような印象を与えるか、その…

Q.高音に焦点がないといわれます。

A.高音を出すときに、よくみられる傾向なのですが、音を頭の上で扇が開いているかのように出す方がいます。本来でしたら、下の音を出していたのと同様に、下の音から同じ一本線のラインに乗って、ドレミファソラシドとでていればいいのですが、高音が出しに…