2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 出ているハイトーンの基準にもよります。人間の喉も、発声で何パターンかにわけることはできますので、テノールやソプラノに合った喉、声帯を持っている人は、出しやすいでしょう。アルトや、バスの人は、難しいのですが、クラシックの歌唱に使う目的で…
A. そんなことはありません。それは、できるということと最高レベルということを一緒にしてしまっています。たとえば、誰でも歌を歌うことは、できます。スケートも滑れるでしょう。しかし、マライア・キャリーのような広い声域で歌ったり、羽生結弦のよう…
A. 普通に考えれば、そんな事はありません。ただ、ギリギリ限界に挑戦しているところは、そういった世界をあまり知らない人にとっては、それなりに、魅力的に見えたり感動したりするものです。高い声を大きな声と置き換えても同じでしょう。
A. インパクトや新鮮さ、パワーは、評価のひとつの要素です。 私は音楽的に歌を聴く方ですから、それを何十回と繰り返し聞いても、自分の耳に心地よいかというのを1つの基準にしています。あくまで1つの例です。
A. 評価をどういう基準に取るかということにもよると思います、振り絞っている声というのは、ライブ感などはあり、その時の意気込みや気持ちが伝わることでは、説得力があると思います。作品として見たときに、どうなのかは、受け止め側の個人差によると思…
A. がんばって出した結果、魅力的になっているのはよいのですが、魅力的な声にするとか、言葉の説得力を増そうと思って、あまりがんばるのは、逆効果になりかねません。感情を入れすぎたり、自己陶酔してしまったりしたような歌を考えてみればわかると思い…
A. がんばっているとか伝えようとしているとか、精一杯張っているような声が、一時的に、説得力を持つのは、当然のことです。 ただ、歌やセリフをコミュニケーションのレベルで捉えるのであれば、魅力的な声とがんばっている声は必ずしも一致しません。
A. 自分の思いがどうであれ、声を相手が受け入れやすく使えば、印象はよくなるでしょう。コミュニケーションにおいては、プラスです。特にビジネスのような形式的なことを踏まえたコミュニケーションにおいては、有利になるでしょう。
A. 社交的ということは広い意味なので、具体的な状況を設定しないとわかりにくいと思います。ただ、これまでの声の受けが悪いなら、変えることでよくなることはあるでしょう。声に関心を持ち、その声の使い方を工夫することによって、コミュニケーション能…
A. このよいというのは、落ち着いているとか、説得力があるとか、聞いていて心地がよいとかということでしょうか。あまり高く歌い上げない歌手は、中低音域で勝負していて、話す声域に近いといえます。個人差も大きくありますし、受け手の判断にもよるでし…
A. こういう場合の高音というのは、歌の場合のハイトーンを指すことが多く、それは、話声域と比べるとかなり高いところなので、そういう人のしゃべり声は、歌とは違うことが多いです。 一般的には、あまりよいとはいえません。本人が重視していないからでし…
A. 高音が出せたというのは、どういうものなのか、話し声がよくなったというのが、どういうことなのかがはっきりしない上、一般的な見解でお答えするしかないのですが、高音ということに限らず、声に関心をもち、声のトレーニングをしたことで、話し声がよ…
A. そうした例が、ほとんどです。トレーニングでいうと過渡期ですが、大体は、安定させようと癖で固めたり、浅くリヴァーブ頼りに調整します。 とはいえ、ポップスであれば、発声からでなく、歌から決めていくことです。歌ごとに変えてよいというくらいに柔…
A. この3つのわけ方は、歌う声が高くなり、声域が広くなってから、よく使われているような分け方です。それぞれ声をしっかりと磨いていくことによって、完成度が高くなっていくと思いますが、どこかの時点で、歌から考えて、うまくつなげるところで、バラン…
A. 声をどのように考えるかは、その人の感覚で、わけてみてよいと思います。 地声一つで歌っている人もいれば、裏声一つ歌っている人もいます。以前は、地声と裏声でわけて歌っている人がほとんどでした。発声の原理、声帯の振動方式からみると、この二分類…
A. 同じように生きてきて、普通の人なみに声や歌が苦手ということであれば、これまでのそうした判断は全て否定しなくとも、忘れてしまった方がよいでしょう。新しく吸収するつもりで行うのがよいわけです。 あなた自身がコンプレックスをもっているだけで、…
A. 違うと思いますが、方法というより、判断の精度の違いでしょう。 一言でいうと、少し上達したいのであれば、これまでの自分の判断を元に乗せて行った方がよいし、今までと全く違うレベルのところをめざすのであれば、これまでの自分の判断を白紙にした方…
A. 学ぶことが新しい分野においては、特に身体に身につけるものにおいては、自分の判断というのは、いっとき保留にしなさいといわれます。 白紙で臨んだ方がいろんなことが吸収できるからです。 歌や声に関しては、そうした判断というものが、生きてきてい…
A. 異性となると、単純に声域が1オクターブ近く違うので、同性よりも学びにくいでしょう。 そうであっても、共通のところの発声法というのはあるわけで、そこから学んだ方がよいこともあります。ただ、ギャップを感じるなら、1人は同性のトレーナーというの…
A. 人類共通の発声というようなことで、基本を捉えるのであれば、むしろ違うタイプの声の人から、似た音色や同じ声域に関わらないところで、学ぶことが間違いを防ぎます。 発声を真似るのでなく、発声法を学ぶのですから、声の違いを超えたところに学ぶこと…
A. 短期的に見ると、その方がわかりやすく、迷いもないと思います。ただ、声の基本的なことを学ぶのであれば、やってみせ、それをコピーし、まねるというやり方だけでは、結構、大雑把で細かい点が見えてこないものです。 自分の声と似た歌手の歌なら、他人…
A. 同じようなレッスンをするということであれば、1人につけば充分だと思います。違うタイプにつくと、どちらかが自分と合わなかったりするものでしょう。それはやり方だけではなく、人間的にということもあるかもしれませんが、そのトレーナーが、その仕事…
A. トレーナーがあなたとの相性が合わなくても、その目的のためには必要な技術を持って与えられているかどうかです。医者の場合でも、両方とも優れているという人は少なく、話していて楽になるというお医者さん、無愛想だけど技術がすごいというお医者さん…
A. トレーナーと合わないということを相性かというと、難しい問題だと思います。トレーナーの役割が、心地よく楽しく過ごすことであれば、人間的な相性もあるかもしれません。 上達するとかプロになるとか、目的がそういうことであれば、その点において判断…
A. 確かに、どのような習い事でも、すぐにわかるというものではありません。ですから、合うとか合わないというよりも、続けている中で、得られるものを吸収すると考えた方がよいと思います。 ただ、合わないということが、どういう意味かによっては、トレー…
A. それは、その先輩が、そうであったということで、あなたもそうであるかどうかは分かりません。というより、何のために使い、何に役立ったかどうかということもあります。 そのヴォイストレーニングの本やメソッドが、あるいは、ついたトレーナーとはうま…
A. たとえば、理想的なところでは、この声とこの声域とこの声量なら、最高というものです。 ただし、現場では、いつでもどこでも何度でも使えるというような安定性が重視されます。 必ずしも、理想、最高のものが優先されないのが、現状です。 声域を優先し…
A. そうしたギャップがあるからこそ、個人別に、また使うケースによって、判断しなくてはならないことになります。 その基準を相手を見ずに定めたために、レッスンがうまくいかなくなったり、うまく使えなくなっている人の方が多いようにも思います。
A. その曖昧さがとても大切だと思います。もともと声は、その表現で決まるという曖昧なものです。であれば、人間が日常の中で感情を持って使っていたものが、発声法などで出せるものではないわけです。また現実とリアリティも違います。
A. はい。教える人によっても、かなり違います。私どもは、複数のトレーナーで行っているので、その辺では、日本のいろんな問題や教え方を所内で集大成できていると思っています。自分に最も合うような選定ができるわけです。もちろん、合うかどうかも簡単…