発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q1833.自分のオリジナリティでは認められないのは、なぜですか。どうすればよいですか。

A.なぜ多くの人がオリジリティでやらないのか、現場をみればわかります。日本のお客さんは、音声に関する限りけっこう保守的で、似たようなものや昔風なものを欲しています。
 新しいことをやればいいと思うのです。私は声に価値観を入れようとは思いません。声さえきっちりできていたら、それを好きに使ったらいいのです。
 本来は感覚の鋭さと自分の声をどう扱うかが一番大切です。バックグランドをどう入れていくかの方が、表面的にどの声がいいとか悪いとか、高い音、大きな音が出るということよりも大切です。
 今は自分にとって一番武器になるところだけを目指せば、あとは大半、音響でカバーできます。コラボレーションで苦手なところは助けてもらえればいいのです。その上で強烈な個性があるかどうかです。ただ、認められないのは、オリジナリティの表現が弱いことが9割ですし、仮に真のオリジナリティでしたらよほどすごい人でないと、それを認めてくれないのも確かです。