A.心と体を一致させて、自然な声、リアルな声にしていきたいのです。マイクの前に立ち、声だけ出そうと思っても、なかなか思うようにはいかないと思います。体がついているからこそ、リアルにしゃべれるのです。体も感じ、心も感じてしゃべるからこそ、真実味が出てくるのです。
また普段、意識していないかもしれませんが、日常生活で人とのコミュニケーションで話をしている時は、必ず体にも作用があるはずです。楽しく話している時は、体も高揚してきたり、憂鬱に話している時は、体も、体の細胞も動きが鈍っていたりと、本当にこの両者は切り離すことができないのです。切り話してしゃべれるとしたら、そこで出している声はリアルでないはずです。