発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.日本語はのどの負担が大きいのですか。

A. 母音は必ず喉頭原音を伴うのに対し、子音の大半は、音源が声道の中間(唇、歯茎、軟口蓋など)にあります。

日本語は、母音の使用量が多く、声帯振動を必要とするため、負担が大きいのではというのが、米山氏の考え(「声と日本人」平凡社P83)です。そして、その例として、日本語では声が出ないのに、ドイツ語では声になったトランペッターの通訳の例をあげています。(♭ф)