16.一般/会話/話し方/スピーチ/ビジネスなど
A. アメリカのハーバード・ビジネススクールのジェラルド・ザルトマンは、人間のコミュニケーションの8割以上は言葉では行われないこと、言葉で表現されるメッセージは相手に伝わる情報の7%に過ぎないことを論証しました。2003年。 つまり言葉で動かされる…
A.そうですね。印象に関わります。話し方よりも声というのでは、音色、音の高さ、テンポ、ヴォリューム、プロソディーなどが重要です。プロソディーとは抑揚のことです。プロミネンスともいわれます。
A.自分のほうに不利になってくれば、結論に持ち込まず、次回に持ち越すようにする方がよいわけです。となると、結論を出さずに、持ち越すというような方向に相手を説得しなければいけません。
A.素直に「どうすればいいと思いますか」と聞くのもよいではないでしょうか。どうすればうまくいくかを一緒に考えていくような方向を取るわけです。
A.よくいわれるのは主体性を持てということです。つまり自分の仕事として、責任を持ち、意欲を持ち、それを成し遂げるというような立場に自覚的になることです。自覚と覚悟のもと、その気になると、当然、説得力も優ってくるわけです。この辺は技術よりは、…
A.論理的思考でいうのなら、理系男子、文系男子か理系女子、文系女子の順番かもしれません。これは優れている順番というよりは、実験で証明していくような技術ベースの世界に接してきた経験であり、そのほうが性に合うかどうかです。いわゆる近代の科学文明…
A.共感を重視するような社会になり、感性を重視するようになってくると、シンプルな論理というものがなかなかうまく回っていかなくなるわけです。つまりたった1つの答えに決まらなくなります。論理的に思考したことを、言語として取り出して説得力を演出する…
A.なぜ相手を説得しなくてはいけないかというと、自分の思うようにしたいからです。自分の思い通りになることで、どういうメリットがあるかというのが、はっきりしていると説得力が強く求められ、うまく発揮されることが多いわけです。 その必要性をあまり感…
A.理系の人などに理詰めで、数字データなどを挙げられると、納得せざるをえなくなることもあります。しかし、やりとりを楽しむのでなければ、結論が早く出た方がよいのです。論理での説得は、ありがたいことだと思っています。
A.女性の話などが長くなるのは、ああでもないとかこうでもないとか言いながら、そのプロセスを楽しんでいるわけです。つまり結論も出さず、非建設的なことに時間を費やすところで、共感し、お互いの存在を確認し、友好的なコミュニケーションを持続させてい…
A.特にビジネスにおいては、結論を最初にいって、その論拠をいうのが常套です。優れた人が来ると、1時間、話す必要があるようなことが5分で伝わってしまうこともあります。プログラマーのように能力差がはっきりするのです。しかし、今や、そうした男女差は…
A.長時間話していると声がかすれている人が、そういうことがなくなったとか、自己表現が苦手な人が、気負わずに、自分の表現ができるようになるということがあります。つまり、コミュニケーション能力が高まるわけです。
A.相手を説得するためには、事実を踏まえて論理的に話す必要があります。しかもそれを、説得したい相手に伝わるようにしなくてはなりません。それは、ときには決定権のある人に、であり、ときには話す相手よりもまわりの人ということもあります。
A.感情で話している人に対しては、感情の収まるのを待ち、たった1つでもよいから、反証できる事実をあげれば、それで説得できるものです。
A.コロナによってマスクをしたために、顔を出しにくくなったと聞きます。とはいえ、人間社会において、顔の表情と声というのは、信頼に関わる大きな要素なのです。 顔や声をさらけ出して、ダメだと思われたところで、大したことがないと思ってください。あり…
A.誰もが、うまいスピーチや完璧なプレゼンテーションを聞きたいわけではありません。むしろ、その人の人柄などがわかるような温かい伝え方を期待しているのかもしれません。ですから、内容を言い間違えようと、声に癖があろうと、気にすることはありません…
A.まず全身をリラックスさせて心身のこわばりを取ることです。精神的なストレスも、忘れてください。周囲に流されやすい人は、まわりのことはあまり気にしないようにします。たった1人の大事な人に、しっかりと伝えるつもりで話してみるとよいでしょう。
A.あまり声の使い方にとらわれると、かえって難しくなると思います。喉声でも生声でもよいので、自信を持って、その場の空気を支配するつもりで行ってください。歌い手が、世界で1番うまいと自分のことを鼓舞してステージに出るのと同じです。心意気みたいな…
A.両方が合わさって伝わっている場合が多いので、厳密にわけるのは難しいと思います。ただ、言葉が理解できなくても、声の力が働くのは、音楽のように楽器音の力のように考えてみてもよいと思います。脳の仕組みからいうと、より深いところに入り、より記憶…
A.内容がとても貴重で絶対に聞かなければいけないようなものであれば、別でしょう。普通の場合は、声が小さかったり、滑舌が悪かったりすると、聞く方が努力しないと聞き取りにくいので、途中で諦める人も出ます。授業などでも、大きな声ではっきり聞こえる…
A.スピーチの場合は内容と伝え方になりますので、原稿をチェックしてみて、その内容に問題がなければ、伝え方を、特に声について注意してみるとよいでしょう。
A.声についての名称というのは、その人の感覚がイメージで作られているので、具体的にどの声というのは難しいでしょう。ただ、偽りの声とか嘘くさいとか作った声とかいうことではない声だというふうにみてよいと思います。自然な表情というように、自然な声…
A.とてもわかりやすい例でいうと、大したこともいっていないのに、説得力を持って、まわりの人に働きかけるというようなことでしょう。その逆のタイプの人を考えてみるとわかりやすいと思います。
A.言葉は嘘がつけても、声が本音を出している例はたくさんあります。だからといって、声が全ての真実を表してるとは限りません。声によって、演技もできれば嘘をつくこともできます。
A.顔を見れば相手がわかるというのと、同じくらいには、声についてもいえると思います。相手の体調や精神状態なども声に反映されているからです。とはいえ、優れたお医者さんが問診で、相手の病院を探るように、声も聞く人の能力によることが多いのです。
A.一般的なコミュニケーションにおいては、声を聞いていて、違和感を覚えるようであれば、疑った方がよいといえます。ただし、コミュニケーションは相互の関係で成り立ちますので、どちらの能力が勝っているかにもよると思います。
A. 外国人に限りませんが、話すときには、文を短くすること、文の終わりをはっきりとさせること。簡単な言葉に言い換えて使うこと。その都度、わかるかどうかの確認をとっていくこと。 ここまでは大丈夫ですかと聞くと親切でしょう。
A. これも、外国人に限りませんが、相槌をうちながら聞く、「わかりました」とか、「はい」とか、話を理解していることを示す。「ということですね」などと、確認していくのです。
A. いらっしゃいという意味のほか、お客様に対して、挨拶として、使われています。つまり、お客として承認しているということです。
A. これらは、表現とも場つなぎ表現とも言い難いのですが、いきなり、言い出すと、冒頭の音が聞こえないので、こういう言葉をつけてみると、相手が注意して、次の言葉を聞きやすくなるという効果があります。ですから、「あのー」とか「えー」とかいって話…