発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q254.きちんと練習すれば、のどはならないようになるのか。

A.これはイメージのことばです。私がしゃべっているのは、まぎれもなくのどです。歌っているときも、のどです。ここで声が生じているのです。

しかし、例えば、バスケットで膝でシュートするとか、バッターが腰で打てといわれているようなもので、そういう一つのイメージでのことばです。

のどをはずして歌うとか、のどにひっかけないようにといっても、ことばを発するときは、のどにひっかかっているのです。のどで歌うのはだめで、のどをはずすといういい方がよいといっているようなもので、これは、事実とは違うのです。

事実とは違うのですが、そこの中で共通する感覚があるのです。できた人で、のどで歌った方がよいという人は誰もいません。そこは現実の現象をイメージとしてとりあげたことばとして、のどがならないとみていかなくてはいけません。