発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

☆Q1944.レッスンで「喉を開けて」と言われます。声を出さずに息を吐いて喉を開ける感覚は練習していてつかめてきているのですが、声を出して実践となると、喉がつまった感覚があります。普段から喉を開ける感覚を覚えるのに何か簡単にできる練習方法はありませんか?

A.人によって違いますが、「u」の母音の訓練をやりましょう。日本語の浅い「ウ」ではなく、「u」です。「ウ」はどちらかというと、「イ」に近いですが、「u」は「o」に近いです。日本語の「ウ」は、喉がしまりやすいですが、「u」は逆に喉が開いてきます。
確認方法としては、奥歯と奥歯の間に広い空間が保てていると、アルファベットの「u」に近いです。呼吸の訓練だと思って、声はあまり気にせず、息をたっぷり吸い、吸った息をすべてはききるつもりで行うとよいでしょう。(♭Σ)

A.上半身をだんと脱力して腰から上、頭を下げた状態で声を出すこと。壁にそって立って声をだすこと。力のこもらない力の抜けたあくびをすること。自分の喉は自分でしか開けられません。息の練習のときの感覚を、声を出すときも同じ感覚でできるよう、自分に言い聞かせながら練習をするしかないと思います。(♯§)

A.息だけで練習することは難しいので、できれば声をたくさん出して開ける練習をしないといけません。下あごをあまり動かさないで、上あごを水平から上に角度をつけて開けるようにしてみるとよいです。(♭∀)