発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2271.録音はすべきですか。

A.復習に関係してくると思うのですが、レッスン時には録音をお勧めします。

1.自分の声を聞くこと。・・・まずは現状の自分の声を把握することが大切です。普段自分の耳から聞こえてくる声と違って聞こえて、違和感を持つかもしれませんが、この録音された声こそ、本当の自分の声なのです。まずはこの声を客観的に聞いていくのです。そして耳に覚えさせていくのです。いずれ自分が発している声と、録音の声が同じに聞こえてくるはずです。そうなったら、自分の声が客観的に聞こえてきた証拠なのです。客観的に自分の声が聞けるようになれば、自分自身で自分の声を修正することができるのです。
2.トレーナーのアドバイス・・・レッスンをその時一度だけにしてしまったら、もったいないのです。何度も繰り返し聞くことで、その時気づかなかったアドバイスや新たな発見があるはずです。何度も聞いて、レッスン回数を増やしていきましょう。
3.過去の声と聞き比べる・・・以前録音したものを、聞き返してみましょう。一ヶ月前と比べて、どの部分が成長しているのか、または成長していないのか。過去の録音を聞くことで、成長具合が把握できます。そして今後の課題や目標も見えてくるはずです。また一年前のものを聞き返してみると、その変化に驚くはずです。そうやって成長している自分というものを、素直に認めて、ほめてあげて、前向きに進んでいくことも大切です。