A.母音がコロコロ変わると、まだ、最初のころは、響きが変わりやすいです。
ウやオは、口の中が広くなる母音なので、いい響きで歌えます。また、母音が変わると、息の流れの速度も変わってきます。イなどの母音は、息の流れを早くしないと、他の母音と同じ響きで歌えません。このように、同じ響きで歌うためにも、一つの母音で歌うことが大事です。アは一番、響きが散りやすいので、あまり、発声では使用しません。エは口を横に開きやすいので、幼稚な声になりやすいので、あまり、使用しません。やはり、ウ、オ、が一番、発声には適しているのではないかと考えられます。イも、同様に、口を横に開いてしまいますので、あまり使用しません。日本語、イタリア語の母音は、ウイエオアだけですが、ドイツ語には、Uウムラウト,Oウムラウトがあります。ウの口で、イという、オの口でエというなど、いっけん、あいまいな母音として敬遠されがちですが、口の中が、広くなり、いい響きを習得するのに、意外と、役に立つかもしれません。(♯Ω)