A.うるさい声、きつい声、これは、喉声と判断されます。きちんとした発声で歌われている声は、フォルテッシモで歌われていても、心地よく聴こえるものです。
見た目で判断できます。必要以上に、口を開けていると、喉で歌っている可能性があります。きちんとした発声で歌っている方は、いい表情で歌えているものです。
自分の声を、喉声かどうか判断できる基準としては、喉の疲労や、体の疲労具合でわかります。歌った後に、喉が痛ければ、喉を酷使している証拠です。また、すぐ疲れてしまったりすることがあれば、余分なところに力が入っていて、喉に負担をかけている可能性があります。顔の表情だけでなく、姿勢からも、チェックすることができるのです。
また、喉声には、限界があり、狭い場所であれば、聞こえますが、広い場所になると、声が遠くまで届かないため、遠くにいる人には、まったく聴こえない、ということも生じてきます。
発音も、不鮮明になることが多く、日本語であっても、字幕が必要、と思うことがあり、最悪の場合は、何語かもわからなくなってしまうことがあります。体を使って歌えば、どんなに広いところであっても、遠くにいる人にも声は届き、声の可能性は無限大ですし、歌っていて、余分なところに力が入っていないので、とにかく楽に、ヴォリュームのある声を出すことができます。よく響かせること、これが、大事です。(♯Ω)