A.呼吸のトレーニングでは胃の辺り、横隔膜を意識するとよいと思います。息を吸う時には横隔膜が収縮し胃の辺りが膨らむ。そしてそれを保ちながら息を吐いていきます。お腹を使うということでぎゅっと腹筋に力を入れ固めてしまうことが多く見受けられますが、それでは胸や喉が固くなってしまいます。横隔膜の辺りに手を添え、息を吸うときにそこが膨らむことを意識する。そして緩んでしまったりぎゅっと力を込めてしまわないように下腹でしっかり支えながらゆっくりと吐いていく。このようにして2拍で吸って2拍で吐く、2拍で吸って4拍で吐く…というトレーニングをするとよいと思います。お腹の筋肉を収縮させるのではなく、逆に外側に広げていくようなイメージです。呼吸のトレーニングでは喉に力が入らないように気をつけてください。声門を閉めて息の摩擦の音がするような状態で行うと喉が乾燥してしまったり、硬くなってしまったりしてかえって危険です。(♯Λ)