発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4615. 発声のコツ、秘訣と思われるものと、それを習得されたときの感覚を教えてください。(1)~(4)

A.コーラスに所属していたときまで、ずっと、喉に無理な力を入れてはいけないと思い続け、たぶん言われ続けていたのだと思いますが、それは、基本中の基本、出発点だと信じて疑いませんでした。また、喉の力が抜け過ぎていて、ふぬけた声になっていたというわけではなく、むしろ適度に喉に力も入り、声に張りと艶もあって、アマチュアとしてはじゅうぶんに、大きな強い充実した声でした。ところが、音大の受験生となり、声楽のレッスンを一ヶ月に5~6回受けるようになったある日のこと、レッスン中に、喉に力が入ってしまい、うまく抜くことができず、その曲の最後まで、ついにうまくいつものように脱力ができませんでした。その先生は、とても厳しいかたでしたので、冷や汗まであふれ出て、どんなきついお叱りを受けるだろうかとちぢみあがっていたときに、「今日は、とても良い声が出せましたね。何故、急にそんなプロ級の声が出せるようになったのか、想像はつきませんが、決してその声を忘れないようにしなさい。」と、いつもより少しやさしい口調で、念を押されました。
私にとっては、まさに青天のへきれきで、しばらくは頭の中のこれまでの発声のメソードの整理がつきませんでした。
しかし、その声で曲を歌えたときは、いつも、また他の審査員の場合でも高得点が付き、納得はできないものの、まちがってはいないのだと、受け入れることにしました。
今となっては、「喉の脱力」という言葉のひとり歩きに踊らされていた、なつかしい思い出です。(♭Ξ)

A.私の場合は口腔の一番天井に舌の先端をつけたまま歌を歌うということが秘訣で、決して声を前にださないということが普通の先生と違うところでしょうか。それまでの私のレッスンならびに先生たちは舌を下ろして前にだらんとさせとくといったような教え方で私を指導してくださいました。またハミングを徹底的に行いマスケラに響かせるといった内容でした。しかし上手くいくときといかないときがあること、調子に左右されること様々理由から現在の師匠と出会いました。
舌をなるべく奥にやって発声すると舌根がさがり口腔がひろくなります。そのときに初めてティンブロに入った声になったといわれました。
イタリアオペラを歌う上で欠かせないティンブロの響きをを得る為には一度自分で作った響きを失わないといけなかったのです。自分にはこもったように聴こえますし母音もはっきりしません。しかし一度そこをとおらないとよい声の道筋は見つからなかったのです。一生の歌い手人生の中でこのような時間がとれたことも秘訣の一つだと思います(♭Σ)

A.いい声が出たときは、力が抜けていて、らくに、気持ちよく出ていると思います。発声とは、声に意識がいきがちですが、声は呼吸からはじまります。丹田を意識して、深い呼吸ができたときこそよい声が出ます。しっかりと、息をまずは吸う、というところから、トレーニングするといいと思います。(♯Ω)

A.発声のコツは単純ではないですけど、まずは息がスムーズに流れていることです。
そして吐く息の上に声を乗せて歌うことです。ポップスの歌い方には、あえて息を混ぜて歌う声の作り方もありますが、声帯の負担を軽減するためには混ぜない方が良いです。
歌う時に息が自然に吐けて流れていく感覚があると、発声が負担なくできるので歌いやすくなります。(♯Δ)