発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.いくつくらいから、ヴォイストレーニングを始めたらよいのでしょうか。

A. 年齢ということでいうならば、声変わりの時期以外は、何の制限もありません。あなた自身の考えによると思います。まだ若すぎると思うなら、早い、遅すぎると思うなら、遅いということでしょう。 特に歌は、二十歳でも、うまい人はうまいし、三十年、習っ…

Q.話すことに慎重な人には、どのように対応すればよいのでしょう。

A. ただ好きなように話をしてもらえばよいでしょう。こちらは聞きっぱなしにするといいと思います。話したことでその結果、マイナスになると思うと、人は話せなくなります。 話せない人には、話したことを聞いてもらえず、怒鳴られたりした経験がある人も少…

Q. 相手の話に意見、提案して解決しようとするのでなく、聞いて共感したほうがよいといわれました。☆

A. 特に女性に対しての男性の言動に、よくなされるアドバイスですね。 ケースによりますが、受けたところで留めておくという選択のあることを忘れないことです。相手がただ共感だけを求めていることも多いのです。そういうときは、解決提案は、話の本筋が見…

Q.ただ聞くことでよいとするようなコミュニケーションは成り立ちますか。

A. コミュニケーションなら、反応があるので、それは、ただ受け止めるということになります。 受け止めるということは、相手のいうことを肯定するわけではありません。わかった気になってしまうことでもありません。コミュニケーションとは別のことですが、…

Q.相手を理解しよう、理解できると思い込まないほうがよいのでしょうか。

A. 理解しようとするのはよいことです。ただ、理解したつもりになったり、理解ができなければ、拒絶したり無視したりすることにも、なりやすいです。そこに注意しましょう。 すぐに何もかも理解できる、わかる、わかりあえると思う方がおかしいでしょう。 …

Q.話し合えば、誰でも必ず理解し合えると思います。

A. 相手のことを考え、想像力をたくましくしたつもりで、ただの勝手な思い込みになっていることもあります。ですから、理解しようと思い込む、理解できないといけないと考えすぎない方がよいと思います。

Q.しっかり聞いて、相手が理解できないことなどあるのでしょうか。

A. むしろ、いくら聞いても、相手が理解できないことの方が多いと思います。そんなに簡単に理解できる相手とは何なのでしょうか。 知識のようなものであれば理解できると思いますが、相手そのもの、人間というのはそんな簡単なものではないでしょう。

Q.相手の話を聞くということは、理解することと同じではないのでしょうか。

A. 相手の話を聞くことは誰でもできる、つまり、日本語として理解することができると思います。ただし、相手が言いたいことを、正確に理解するかというと、結構、難しいことです。 私のまわりには、すぐにわかるといって、こういうことでしょうといって、と…

Q.いろんな場で、たくさんしゃべれる人は、すごいと思います。話さなくては伝わらないのですから。

A. その場の目的によります。実力を発揮する場でなく、実力をつける場であれば、そこから何を持ち帰ったかということです。私のところはレポートでも提出してもらっています。 その場で話した人よりも、内容のレベルが高いことも多いです。 そのときは黙っ…

Q.先生が思われる歌手や役者のプロの資質とは、頭のよさでしょうか。

A. 頭がよい人よりも、頭がつよい人が、世の中で通用すると思います。 つまり、自分自身で経験してつかみとったもののないような人から、人を動かすような力は出てこないのです。

Q.考えるということは、声、つまり、身体で実践することと離れていくのではないでしょうか。

A. 頭で考え尽くすと、頭では考えられなくなります。 新しいことを発見したり、閃いたりするときを考えると、それは頭ではなく、身体がリラックスしたときに、頭に上がってくる、身体で感じて出てくるように思います。

Q.なぜ、Q&Aは、尽きないのでしょうか。

A. それは、突き詰めて答えようとしていくと、さらに、わからないことが、どんどん増えるからです。 学校教育では、特に日本の場合、いろんなことを勉強してわかることが増えると、わからないことがなくなっていくように思わせています。それは、履修範囲が…

Q.考えるということは、本当のところ、どういうことなのでしょうか。

A. 考えるということは、論理的で一貫性があることです。 他の人や物事に対してだけでなく、自分に対しても、批判的でなければならないのです。 柔軟で自由であることは、バランスもフェアの精神も、ときに自分を改めることも必要です。

Q.ことばを使う力がある人が、もっともうまく人を動かせるのでしょうか。

A. 議論や自己主張に強くても、屁理屈とレトリックだけの人もいるし、口が達者で人のあら探しだけに強い人もいます。悪知恵ばかり働く人もいれば、自分の正当化だけに使っている人もいます。必ずしもそうではないでしょう。

Q.自分の考えが、なかなか、まわりを説得するに至りません。

A. まわりが説得されているケースをいろいろと考えてみるとよい参考になるでしょう。 説得にはいろんな条件があります。まずは、意見や考えの内容そのものです。 それを説得しようとする熱意、言い方、論理構成などです。

Q.思いつきでのステージでもよいのではないですか。

A. よいと思います。人は誰でも考えますが、だいたい、似たような考え方をして、自由にものを考えているとは必ずしもいえません。 まして、価値として受け止められるだけのものにするには、それなりの準備もいるでしょう。結果として、うまくいっていれば、…

Q.考えすぎてしまうと、せりふを伝えたり歌ったりできないのでは、ないでしょうか。

A. 歌うにも、考えないと歌えません。あらかじめ考えておくのは、先にいくことであり、上達のためです。いつも同じところをぐるぐるまわっているのでは、本当の実践には、結びつきにくいでしょう。

Q.なぜ、いわれた通りのままに行うのでなく、考えなくてはいけないのでしょうか。

A. いわれた通りのままに行うことによって、満足いく結果が得られるならよいと思います。そのことでいろんなことを感じられ、心が満たされることもあります。 しかし、いわれた通りにすることをルールだとして、そのルールに縛られていることが、自分にとっ…

Q.学校では、いろんなルールに沿って決められたことを行い、授業では、問われたことにきちんと答えられるようにすることではないのでしょうか。

A. それは、考えるためにベースとして必要な教育です。ただ、そのことは考えることとは違います。指示に従っていわれた通りに行うことだけでは、何もなりません。それを深めることによって、よりよい結果が出せるのです。

Q.考えないで、まず、その通りにやりなさいといわれました。

A. 考えること自体は、身体を変えることには、つながりません。身体は実際に動かさないと変わりようがないからです。ですから、身体を動かすことは、前提なわけです。 考えてばかりいて、身体を動かさないのであれば、現実には何にも反映しないということで…

Q. 決まった通りに繰り返すようなトレーニングにおいて、考える必要があるのでしょうか。

A. トレーニングは、実践することに意味がありますから、その時に考える必要がない場合もあります。考えず無心で行うことがよいこともあるでしょう。 しかし、トレーニングをしていないときに、そのトレーニングの意味や効果、そこで何を何のためにどのよう…

Q.誰でも、考えるということが必要なことは、知っているのではないでしょうか。

A. なのに、その方法を私たちを学んでいないのです。学ぶなら、やり方を知らなくてはいけないからです。そして、また実践しなくてはいけないのです。

Q.考えろといわれなくとも、考えているものではないですか。

A. ちゃんと頭を使って考えろ、そういうふうに注意されたことはないですか。 きちんと考えられているなら、そういう注意は、なされないわけです。 つまり、もっとしっかりと、もっと深く考えろということです。

Q.考えることを考える必要はあるのでしょうか。

A. 考えることも、それなりの環境が必要であり、いろんな経験を経て、上達していくのです。言葉が、そういうものでしょう。考えることは、あたりまえのようで、誰でも行っているのですが、その術を身に付けているわけではないです。考えないことの方があた…

Q.哲学に興味のある人が若い人にも出てきたのはなぜでしょう。

A. 以前は、哲学は、知識として、学んでいくものだったと思います。ところが、今は、対話をしながら考えていく、その考えを深めていくという、体験になっているのだと思います。 自分で問い、考え、そして他の人と語ることでしょうか。 そうなると、コミュ…

Q.HSPとは、何でしょうか。☆

A. Heat Shock Proteinとは、熱ショックタンパクと言います。 大やけどや大けがをしたときに分泌され、修復するタンパク質です。このHSPは、熱い風呂に入り、3日目にHSPがピークになります。疾患の予防や治療になるのです。 掌蹠膿疱症などでは、このHSPの…

Q.漢方薬は、どうでしょうか。

A. 末梢循環を改善、体温を上昇させることができます。 八綱弁証により証を立ててから投薬します。 たとえば十全大補湯などは平熱を37度ちかくまで上げることが可能です。

Q.ロキソニンやボルタレン、市販のセデスバファリンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬、解熱鎮痛剤)は、あまりよくないのですか。☆

A. これは、末梢循環を悪くします。女性が生理痛でNSAIDsを飲むほど、子宮内膜の血液循環が悪化しますので、生理痛は悪化し悪循環になります。ステロイドもNSAIDs以上に血液循環を悪化させます。アトピー性皮膚炎などにも、使うほど皮膚症状は悪化、汗腺が…

Q.低体温は、うつ病にも関与するのですか。

A. 末梢循環を改善し、体温を上昇させると、うつやアレルギーや癌、自己免疫疾患などになりにくいそうです。36.5℃以上の平熱にする習慣を入浴はつくります。日本人の古来からの生活習慣です。

Q.ぬるい風呂で半身浴をしているのは、どうなのでしょう。

A. 上半身の体温を下げ、浮力もかけないのは、たとえば、貧血気味の女性には、よくないことです。造血をせず、乳房の温度をさげて乳がんを発症させるような生活習慣です。 風呂は熱い温度で顎までつかり、浮力を生じさせて水圧をかけて入る方がよいのです。