A.普段の動作でなにかを押す、ものを持ち上げる、といった意識的に力を入れるときとは違い、無意識に、または意に反して勝手に入ってしまう力みを抜くことは誰にとっても至難の業です。捉え方を変えて、「力を抜く」のではなく「力が入りにくい状態にする」ことを考えましょう。
喉の力みは喉のせいだけではありません。人それぞれ違うので絶対的なことは言えませんが、口が狭い、顎が固い、息が流れない、身体が使えていない、といった傾向が多く見られます。これらも決して単独のことではなく、身体が使えると息も流れやすくなる、顎が柔軟になれば口も開けやすい、口の動きがスムーズだと息が流れやすい(息の流れを邪魔しない)といった具合に関連し合っています。
まずはトレーナーに客観的に見てもらい、喉が力む状態にしむけているおおもとの原因を知ることです。それによって、「力が入りにくい状態にする」ためのあなたに合ったトレーニング方法を見つけることができます。
(♯α)