2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
A.誤嚥は、主に喉頭筋群の劣化によって起こります。となると、誤嚥を防ぐには、それを劣化させないように鍛えたらよいのです。 そこで、ヴォイトレがその強化として使えるのです。
A.飲食物を飲み込むとき、喉頭挙上筋群が喉仏(=喉頭)を上げます。そして喉頭蓋が倒れ、飲食物が気管に入らないようにふたをします。唾液を飲み込むときには喉仏が上がるのです。 実際に自分の指で触って、動きを確かめてみてください。そのときに気管は、…
A. 自分が聞き慣れている自分の声は、実際にまわりの人が聞いている自分の声とは違い、自分の身体の中を伝わって自分の耳に届く声もプラスされています。録音機器などで自分の声を聞くと、その部分が欠落しているので、違和感をおぼえます。他人の声を録音…
A.多くの人がこの悩みを持っているようです。私自身も、歌うときに首に力が入って、まるで首で音を支えているような状態から抜けるのに時間を要しました。 まず、体幹の筋肉が十分でしょうか。例えば息を吸って、肋骨周りが広がると思いますが、このときに広…
A.舌は四層構造になっています。口を開けて見える部分だけではなく、その下に何層もの筋肉構造があります まず口を開けて見えるのがいわゆる舌で、これを舌筋と言います。これは左右に動く横舌筋と、前後に動く縦舌筋の二種類の筋肉で、いろいろな舌の動き…
A.若い人は、頬、顎、二の腕、お尻がたるんでいません。上に引き上げる筋力があるからです。いろんな挙上筋の働きです。 年をとるとその筋の力が衰えて重力に負けてくるのです。太もももまぶたも、みな下がってきます。喉(喉頭=喉仏)も例外ではありません…
A.自重トレーニングというのがあります。自分の体重で負荷をかけるトレーニングです。 赤ちゃんのほっぺは、ぴちぴちですね。水分量が多いのです。生まれたときは50%の保水量といわれます。それが年齢を重ねるごとに乾いてくる、干からびてくる、保水でき…
A.一気飲みでむせるのは、誤嚥です。むせるのは、咳嗽(がいそう)反射です。これには、12本の脳神経のうち、7つも関わっています。といっても普通は何回も続きません。咳で出して終わります。慢性化まではしないものです。 咳やたんが出ないで熱が出たり…
A.必ずしも肺炎にはなりません。ただ免疫力が落ちている人は、一緒に細菌が入り、炎症し、悪化します。その状態が、誤嚥性肺炎といわれるのです。 大変なのは、それが日常化して、むせることも咳もしなくなることです。つまり、むせや咳は、注意信号なので…
A.肺炎でも、50歳過ぎると誤嚥性肺炎が増えてきます。10歳ごとに20%くらい割合が増え、80歳で8割、90歳で9割を超えます。これは、喉周りの筋肉と、その神経の調整能力が衰えるからです。
A.歌もことばも、発声や滑舌の「技術的基礎」に関してはいろんな練習やトレーニングがあります。そして、上級者になるにつれ、どうやったらより「深い」表現ができるようになるかと悩むことでしょう。そうはいっても表現にも技術的な部分があります。技術的…
A.階名で歌うという決まりがあるわけではないので、歌いにくいのであれば、始めのうちは他の発音を使って練習してみてください。ですが、階名のときに感じる歌いにくさは、そこに改善の必要な部分がある、ということです。その事実にフタをせずに、しっか…
A.咳は異物が入らないように咳反射として、外へ排出する作用です。ですから、抑えこむのはよくありません。肺への入り口の気管に入りかけた飲食物や唾液を外に出すためですから、出せたらよいのです。声帯から中に入る(喉頭流(侵)入)と大変なことになりま…
A.毒や体に悪いものは食道から胃に入ります。そこで悪いものが入ると、吐いたり下痢をするのです。肺の方へ悪いものが入ったらどうなるでしょう。健康な人はそこでゴホゴホとむせたり咳き込みます。
A.日本で「喉がいい」というのは、声がよい、歌声がよいということでした。「のど自慢」などは、まさに喉で声を張り上げるイメージからきています。声帯模写などでも同様、日本人にとって、喉を鍛えるとは、歌声をよくするような意味があったのです。
A.喉は空気と食べ物が通ります。歯は食べるためにありますが、喉は通り道ですから、それが強いとなるとどういうことでしょう。たくさんとか早く食べられることとなると、歯や顎の強さとか胃腸の強さとなりますね。 肉食を主とする民族と比べると、私たち日…
A.次の症状があれば、要注意しましょう。 喉がゴロゴロなる 食べるのが遅くなる 食欲減退 食事中咳き込む 食べ物の好みが変わる 唾液が飲み込みにくい 食後に声がれする
A.舌と喉頭は密接な関係を持っています。さまざまな筋肉で関連し合うため、総合的に緩ませ、しなやかさを保てるように理解を深めなければなりません。舌を下方向に引き下げる筋肉は舌骨についていて、喉頭は舌骨からぶら下がっています。ですから、舌を下げ…
A.恐らくエネルギッシュに歌いたいという思いから、必要以上に強い力みが入ってしまったのだと推察します。歌うときの息は、安定してしっかり流れていると声が進みやすく感じます。息が弱過ぎても駄目だし、逆に強過ぎても安定して流れなくなるのです。息…
A.次のような人は、要注意です。 柔らかいものしか食べなくなる。 声をあげてしゃべりにくい。 口を開けていることが多い。 口笛をうまく吹けない。 息をしっかりと吐けない。
A.男性は、あまりしゃべらないし、元々のど仏も大きいので影響が大きく出ます。声帯が硬くなると高く薄っぺらい声になり、低く出せなくなります。 女性のかすれる声と低い声は、歳とともに女性ホルモンが減少することによります。胃酸逆流も起こりやすくな…
A.加齢で声がかすれる一因は、声帯を動かす反回神経の麻痺などで、声帯の一方が真ん中に寄らなくなるからです。声帯が委縮するとピッタリと閉じなくなるからです。
A.喉への刺激として、カプサイシン、トウガラシ、黒コショウなどが効きます。冷たいものも効きます。刺激ということでは、使いすぎると悪影響が出ます。 パラパラ、サラサラとした刻み食は、よくありません。 サブスタンスPというペプチドは、脳に飲み込み…
A.肺炎は、肺炎球菌(細菌性肺炎)など細菌、ウイルス(ウイルス性肺炎)、その他の微生物(非定形型肺炎)などで起きます。しかし、誤嚥性肺炎は、細菌性肺炎で、口内から唾液、飲食物、異物の誤嚥で感染します。肺炎には、空気感染するもの(ウイルス性、マイコ…
A.レッスンで後頭部や耳の後ろを意識させることはよくあります。なかでも、頭の後ろ、耳のあたりに向かって開けるように意識することで、喉の中のスペースを確保しようとする意図があります。声帯で作られた原音がよく響くためには喉のスペースが閉じてしま…
A.もちろん相対音感を鍛えれば、歌うときに大いに役立つことは間違いないでしょう。ただし、それが音程のよさに直結するわけではありません。なぜなら「音感」と「音程を取る」は別のことだからです。これは絶対音感だろうと相対音感だろうと同じことが言…
A.今、多くの人に問題となっている誤嚥性肺炎ですが、死因としては別の病名がついていても、直因としては、気管からものが入って肺炎を起こしたことで死に至っていることが多いのです。そこでは、気づかずに慢性化していることが多いことに着目する必要が…
A.誤嚥性肺炎は、口内の雑菌が誤嚥で肺に入った結果の細菌性の肺炎です。食べ物が肺に入っただけで起きるのではありません。誤嚥しても発症するとは限りません。口内には、いろんな細菌がいますから、主に、免疫力が低下して発症します。
A.誤嚥性肺炎は、主に三つのもの、飲食物、胃からの逆流物、唾液が肺に入ることで生じます。
A.喉トレ関連本にはいくつものメニュがあります。いろいろと参考にしてみてください。 お勧めトレーニングとしては、シャキアトレーニング、ハイトーンでのカラオケ、喉仏スクワット(アエイウエオアオ)、パタカラ体操(パタカラ)など。