A.舌は四層構造になっています。口を開けて見える部分だけではなく、その下に何層もの筋肉構造があります
まず口を開けて見えるのがいわゆる舌で、これを舌筋と言います。これは左右に動く横舌筋と、前後に動く縦舌筋の二種類の筋肉で、いろいろな舌の動きを可能にしています。
そのすぐ下は、オトガイ舌筋で、アゴの先(オトガイ)から舌筋全体につながります。舌の付け根はどこかと問われたら、このオトガイで、喉の奥ではありませんので注意しましょう。
三つめは、オトガイ舌骨筋で、アゴ先のオトガイと舌骨をつなげる筋肉です。喉を引き上げる役割があります。
四つめは、顎舌骨筋で、顎全体と舌骨をつなげます。顎の内側、後の下から指で触れられるところです。顎のえら部分と喉仏あたりまでについている筋肉です。
表面の舌筋だけを動かすのではなく、多岐にわたっている四層全てを柔らかく動かすことで、緩めていくことをおすすめします。