発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Q. 代替医療にはどういうものが含まれるのでしょうか。☆

A. 東洋医学、漢方、鍼灸、気功等のほか、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、アロマセラピー、バイオフィードバック、催眠、瞑想、呼吸法、太極拳、波動医学、カイロプラクティック、オステオパシー、マッサージ、その他にもさまざまな民間療法があります。

Q.すぐに泣いたり感情が爆発する人は、感受性が豊かなんでしょうか。

A. 涙もろい人は、日常で感動することにあまり経験していないと思われます。つまり、交感神経と副交感神経の閾値が低いのです。いつも感動してると、ちょっとしたことでは感動しなくなくなります。その閾値は高くなっても、鈍感とは違うのです。歳をとると…

Q.呼吸と自律神経の関係はどうなりますか。

A. 吸気は能動的にしますので交感神経を活発にします。吐くときは受動的で副交感神経を優位にします。深呼吸でリラックスするのは、吐くことにおいて副交感神経を優位にするからです。

Q.なぜ、フランス人は、パンを包んだりしないのですか。

A. バケットなどをそのまま持ち運びできるのは、空気が乾燥していてほこりがつかないからです。

Q.交感神経が過剰になると、どうなりますか。

A. 血管が締められるため、血圧が上がり、筋肉にも血液が流れにくくなり、酸素不足で乳酸が溜まり筋肉が固まり、もう走れない状態となると苦しくなります。自律神経での限界なのです。 交感神経に副交感神経がきちんとついてくると、末梢血管を開いて、血圧…

Q.自律神経は、鍛えられますか。

A. 定期的に運動をすると、自律神経を鍛えられます。すると、体力の低下を感じにくくなります。

Q.自己治癒力とはなんですか。☆

A. 白血球の中にある顆粒球とリンパ球です。ばい菌などが入ると、顆粒球は菌を殺し、自分の細胞の中に取り込みます。正常な細胞まで損傷してしまうこともあります。 リンパ球は、菌に対して抗体を作る役割があります。タンパク質を抗原に合った形に変化させ…

Q.菌をすぐに殺そうと抗生物質を使うのは、よいことですか。

A. それによって菌を殺しますが、体の自然治癒力は働きません。さらに抗生物質で他の細胞が炎症を起こさないように、抗炎症剤も使いますから、血流が減少して、ますます自己治癒力が働きにくくなります。

Q.咳を止める薬を飲むのはよいのでしょうか。

A. 咳を止める薬を飲むと、ウイルスや白血球の残骸が外に出て行きにくくなります。タンが切れやすい薬も、同じ作用があります。咳止めには、抗生物質を安易に使ってはなりません。

Q.交感神経でなく、副交感神経だけを優位にすればよいのでしょうか。

A. 自律神経は必ず交感神経が先に反応し、アドレナリンが分泌され、その作用がおさまってから、副交感神経が優位になります。エンドルフィンというホルモンが出るのです。副交感神経だけを活性化することはできません。交感神経についてくるということです。

Q.深呼吸をすると余計にドキドキし、吸えなくなります。

A.緊張をほぐすための深呼吸は、ゆっくりと息を吐くことで、吸うことではありません。長く息を吐くことで、副交感神経が優位になり、心身がリラックス状態になるのです。深呼吸は吐くことから始めてみて下さい。

Q.人前で話すときに、固まり縮こまって、困ってしまいます。どうにかならないでしょうか。

A.緊張のあまり声も動きも固まってしまうというときは、自ら深呼吸をしたり、あるいは体を動かしたりしてほぐすとよいでしょう。少し歩いてみて、うろちょろしてみたり、窓のほうに寄ってみたりしましょう。最もよいのは、聞いている人のところに近づいて話…

Q.話すときに、「えーと」とか咳払いをする人がよくいますが、問題ないのでしょうか。

A.どんな所作にも、それなりの理由があります。そのことによって心が落ち着いたり、話し出すスタートが切り出しやすくなるということはあるでしょう。また、聞く人の注意を惹き付けて、出だしを聞きやすくする効果もあります。ただ、やりすぎては逆効果なの…

Q.聞いている人が、みんな怖い顔で聞いているように思います。

A.大体、聞いている人は、自分の表情の反映だと思えばよいのです。あなたが怖い顔で緊張して話してると、聞く人もそのようになってしまいます。できるだけ笑顔で、無理にでも笑いを入れながら、話していくとよいでしょう。

Q.プレゼンテーションで、手を大きく使いすぎるといわれました。

A.日本人が、外国人のようなプレゼンテーションをしようとすると、中には、ワンパターンに陥って、身振り手振りが、聞いている人の邪魔になることもあります。鏡を見たり、録画したものでチェックしてみるとよいでしょう。やりすぎはよくありません。

Q.外国人のように身振りをつけて話す方がよいのでしょうか。

A.目的や相手にもよりますが、プレゼンテーションなどの場合は、身振り、手振りが相手を引きつけたり、説得力を増すこともあります。声にも変化が現れますし、何よりも単調なリズムが崩れ、メリハリある働きかけができるでしょう。

Q.話に抑揚をつけなさいといわれました。

A.抑揚をつけるためには、まず大きな声で話そうとしましょう。すると、それを持続するのは大変になってきますから、所々、弱めたり、小さくしたくなってくると思います。また早くしゃべると一本調子になりやすいので、ゆっくりしゃべりつつ、間を開け、時に…

Q.話したことへのレスポンスがいまひとつというときには、何が悪いのでしょう。

A.話し方が単調で一本調子な場合、どうしても、レスポンスしづらくなります。逆に、話が早く間がない場合も、相手は、反応しにくいでしょう。メリハリをつけて話す、間をつけるということを気をつけてください。

Q.自分が話しているのに、退屈そうにしたり、眠そうにするような人がいるような気がします。

A.状況と相手の受け止め方をみないことには何ともいえませんが、他の人がそうでないのに、あなたが話すときだけそうであるのなら、仕事においては、大きな問題です。声だけでなく、話すときの姿勢や態度、内容や重要度、いろんなことが要因としてあるでしょ…

Q.朝礼の時に、挨拶などで声を出しますが、かえって痛めているような気がします。

A.急に声を出すとよくありません。その前に、ハミングや小さな声でもよいから発声できる準備状態を整えておくとよいでしょう。少しずつ声を大きく使っていくようにしましょう。

Q.朝一番に声が出づらいので、仕事に差し支えています。

A.睡眠中には声を使いませんし、体も休んでいますから、寝ぼけ声ではありませんが、朝起きたときの声は、ビジネスにあまり向かない声です。ですから、柔軟体操したり、深呼吸をしたり、体を動かしたりしながら、ハミングなどをして早めに声を使えるように準…

Q.午前中は声を出さない方がよいと聞きました。☆

A.人にもよりますし、声の使う目的にもよります。起きてからしばらくの間は、かなり個人差がありますが、声を出すのにあまり整った状態ではありません。スポーツなどと同じように考えてみればよいでしょう。ただし、午前中に声を使わなければいけないときは…

Q.声を強くしていくのに、ハミングと音読とどちらがよいのでしょう。

A.どんなことでも声を出すことが大切なことです。ハミングは発声や喉の状態が悪いときに役立つでしょう。音読は、やり方によりますが、表情筋や舌などをよく使うので、声だけでなく、発音の勉強にもなります。自分なりに工夫して、バランスを考えてみてくだ…

Q.声を出すときに、ねちゃっとするような感じがします。

A.歯の隙間から舌が出たりしているのではないでしょうか。 舌足らずの幼い声がかわいいとなって、そういうふうなしゃべり方をしていると、それが身についてしまいます。ただでさえ、今は、固いものを噛まず、舌やあごの力が弱くなっています。

Q.母音を大切に、といわれました。

A.日本語の場合は、どの言葉も母音で終わるので、母音を明瞭に区別することが必要です。劇団などで、子音を全てとって母音だけでせりふや歌を練習させるところもあります。五つの母音をきちんと区別すると、それだけ理解しやすくなるのです。

Q.どうしても早口が直りませんが、聞き取りやすくできないでしょうか。

A.たくさんのことを伝えようとすると、どうしても早口になってしまいます。上がってしまったりすると、さらに早口となり、相手はその内容を理解できないでしょう。そういうときは、まずは意図的に間を開けることです。呼吸を変えるのです。間を開けることは…

Q.声が出ないときには、あかんべえをすればよいと教わりました。

A.舌の方に問題があったのではないでしょうか。スポーツ選手がチューイングガムを噛んだりするのは、顎や舌を柔軟にして、集中力を高めるためです。発声の場合に、異物を口の中に入れることができないので、こういうアドバイスがあったのではないかと思われ…

Q.低い声のためか、よく聞き返されます。

A.低い声の場合は、ややパワフルに明瞭に発音しないと、思って聞こえてしまう場合もあります。特に男性の場合です。女性の場合は、高い声で同じようなことが起きることがあるので注意しましょう。

Q.舌が硬くなると声帯が硬くなるものでしょうか。

A.舌と声帯は近いところにありますが、直接の関係はありません。筋肉ということでいうと、体のどこかが硬くなっても全体的に影響を受けます。舌の硬いことが表情や喉まわりの筋肉が硬いことにつながっていると、声帯そのものはともかく、声帯を扱う筋肉とは…

Q.声が通らないと思います。

A.声が通らないと思っていることが、本当に声が通らないのか、声の問題なのか、言葉の問題なのか、いろいろとあると思います。ただ、このように思う人は、メンタル的なことで、相手にきちんと伝えようと強く思わないことが多いです。自信なく声を出している…