発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2304.調子が悪いときはどういうときですか。どのように対処されていますか。

A.調子の良し悪しは一概に測れるものではありませんが、私が日常の生活でおこる調子の悪い時の状況を書いてみたいと思います。まず本当に調子が悪い時と言うのはファルセットが出ません。ファルセットそのものが、かすれたり息漏れしていることが多いです。この場合は私はなるべく声を使わないようにして病院へ行きます。どうしても稽古がある場合などはスタッフや指揮者などに相談して声をなるべく使わない方向にしていもらうようにします。
 次に自分の中で辛いのは風邪や花粉症などで鼻水が詰まったときです。こうなると鼻から息は吸えませんし、鼻腔共鳴も使えなくなり私にはかなり辛い状態になってしまいます。以前、地方の知り合いの結婚式に呼ばれ歌うことになっていたのですが、体調が悪く鼻が詰まって息もしづらい状況でした。地方だったのでかかりつけの病院もなく、ホテル近くの耳鼻科に行って状況を説明しました。応急処置として鼻腔の詰まりを吸い出してもらったのですが、吸い出しても吸い出しても出てくる状況で最終的には鼻をかむとティッシュが血で真っ赤になっていました。
 その後、点滴をうち、式場へ直行し何とかギリギリのラインで歌うことが出来ました。それがあってからは、たかだか風邪や花粉症などと馬鹿にできなくなりました。これは私の体験談ですが、日常でも起こりえることなので今でも気をつけています。(♭Σ)