A.体のトレーニングとして有効なのは、全身運動になるものがいいです。
目に見える筋肉トレーニング(腹筋運動や腕立て伏せとかもろもろ)よりも、プールで泳いだり、ジョギングやウォーキングなどがいいと考えます。
歩くことで、骨盤の辺りの筋肉が安定してくると姿勢が保ちやすくなるので体の支えができてきます。腰のあたりがふらふらしていると、どうしても呼吸が浅くなったり、左右の身体のバランスが悪いので、いろいろなところに余分な力が入ったりします。身体全体を使って声を出そうと思うと、身体が起動するのが早いほうがいいので、日頃から身体をよく動かしておくことも大切です。スポーツを楽しむのもよいです。
年齢を重ねると、大きな声が出にくくなる方が多いのは、筋力が低下していく場合も多いです。ですので、年齢が高い方は、ウォーキングなどの全身運動+腹筋運動を一日10回くらいでもいいので、毎日続けていただけると声が出しやすくなります。トレーニングは、少しずつでかまいません。毎日持続してやるのが何よりも大切なことですので、無理しないで続けていけるメニュを立てて取組んでいきましょう。(♯Δ)