2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧
A.人は、直立歩行で、手が自由になりました。道具を使い、つくり、火を使います。大きな脳をもち、言語を使うようになりました。そして文化・文明をもつわけです。挨拶、話や詩歌、口笛、冗談を言い、泣く、いないないばあができるなども人の特徴です。ホ…
A.多くの文献や、医者、体の専門家は、そのように説明しています。動物に腰痛はなさそうですし、上半身の重みが腰にすべてかかるのですから、そういうことなのでしょう。 ただ、一個人の問題としてみると、ケースバイケースで、原因はさまざまでしょう。現…
A.声をボールに例えて、方向や距離、焦点を意識させるようなメソッドはよく使われています。キャッチボールなどは、視覚運動協応といって相手の動きの予測とフィードバック、高度な情報処理が必要となります。これまでも身につけるプロセスを、自転車や車…
A.私は、本人のレポートを読んで、その人の学びの度合いを知ります。これは、目的をより明確化、具体化したり、プロセスを改善したりするのに参考にできます。 本人のトレーナー評価、自己評価、つまり、方法やメニュの評価と、それに対するでき具体の評価…
A.聞くときに、日本語のラ行に同化されてしまうからです。これを、認知マグネット効果と呼びます。すでに強い結びつきのある母語の音に脳が強く引かれて、こじつけてしまうのです。ですから、その人の母語によって異なるわけです。例えば、韓国の人は、ザ→…
A.例えば、シュベスターピアノを静岡県磐田市でつくっている岩本さんは、ピアノを弾きません。「弾ける人は自分の音をもっているから偏る」と言います。「この世界に入るとみんな違う音を求めているので、難しくて楽しい」ということです。 一般的には、歌…
A.遺伝的な要素も関係ありそうなので、理想の睡眠時間などは出せません。喉と相談してください。睡眠中は、記憶の整理や定着が行われるそうです。記憶が睡眠で強化されるのを「レミニセンス現象」といいます。(♯)
A.頭で考えてはいけないということです。動物の脳である脳幹、小脳、基底核の上に大脳皮質ができて、考えることのなったのです。頭を身体から解放することです。(♯)
A.どうぞ、ご自由にもってきてください。私たちは、自分で自由な選択をして決めているつもりでも、知らないうちにパターンのなかに入っているものです。多くの場合、現実の生活や行動は、規則のなかで規制されています。周囲の環境、育ち、心身の状況で、…
A.あなたが何者かは知りませんが、あなたがどこに行こうとしているのかが問題なのです。それは行動して、知るしかないのです。(♯)
A.個人としては、生活の中にアートも入っているのですから、言うまでもありません。生活からアートも生じると思います。しかし、客と同じで、ステージとレッスンの場での、よきあなたと接することができたら、経歴も生活をも問うことはありません。 「空…
A.心身、特に喉を回復させるのには、睡眠はとても必要なものです。まったく眠れないとヴォイトレ成果は芳しくありません。時間の長さよりも質です。(♯)
A.まず声の出るしくみからお話します。喉仏の辺りを触ってみてくださいそして、何か「アー」と発音してみましょう。振動が感じられると思います。ここに声帯という、音声の元になるものがあります。その音自体は粘膜と粘膜のこすれあう音なので、唇で「ブー…
A.体の基本は「芯のある声」を目指すのと同様に、胸郭をひろげて、横隔膜押し下げるようにしながら声を出し、下腹でしっかり声を支えることが基本になります。さらに裏声となると、おそらく高音になると思います。長年歌っていらっしゃる人は、ファルセット…
A.何かを始めると、みえてくるものなのに、その前に自分でみようとしてしまうと、始めることさえかなわなくなることもあります。迷ってしまうし混乱してしまうのです。何事も近づくとみえにくくなるものです。多くの場合、そこまで明確に先がみえていない…
A.それは、外面ばかりみていて、自分をみてこなかった人でしょう。そう考える人が多く、これは、この時代の主流になっている考え方なのでしょう。そういう人たちこそ、外面をみることで新しい自分に気づけます。かつての反省は、それなりに外面に出ていた…
A.いえ、まず声に、難しければ鏡でみえるものへ集中してください。あなたの中に潜んでいるものでなく、将来にあなたがやろうとしていること、あなたによって実現されることを待っているものを、身につけていくように考えてください。(♯)
ーA.ある曲を学んだというのは、その曲だけでなく、その曲と似た他の曲もできるということです。あるトレーナーに本当に学んだのなら、他のトレーナーにも認められることです。この場合、学んだというのは単にレッスンを受けたというのでなく、学びとった…
A.大体、努力した人がそう言うのですから、私はよくないと思っています。努めて力を使うのと、その成果は、確かに比例しません。しかし、私の尊敬する人たちは、皆、努めています。気をつけるのは、力さえ使っていればよいという緩慢ながんばり方です。サ…
A.あなたの人生をよりよくすること、そのための手段としての声です。レッスンはその方法を改善し続けていくためにあります。声を出すのは、他人と関わるという行動そのものです。声があれば体が離れていても関われるのです。文字よりも、はるかに身体的な…
A.歩き方もしゃべり方も一人ひとり、同じようにみえてもまったく違いませんか。それは、それぞれに独自に学んだ結果です。でも2足で歩く、母語を話すという点では、同じです。要は、どこまで細くみるのかということでの差といえます。(♯)
A.本当の実力というのは、どんな先生、トレーナーにも認められるということです。それには、すでにできることを他のやり方でもできること。つまり、応用できることこそ基本の力の証なのです。この選択の大きさ、自由度もまた実力の条件です。一人のトレー…
A.どれでもかまいません。何をでなく、どう学ぶかが大切なのです。聞くときにも何を聞くのかでなく、演奏をどのように聞くかということが問われるのです。(♯)
A.レッスンを受けて、それを活かしてください。私は、トレーナーやレッスンそのものに正しいとか間違いとかはないという立場です。その代わり、絶えず工夫して改善していくことです。(♯)
A.10年前のを今、どうこう言っても仕方ありません。10年間で、トレーナーも、またそれを受けた人も、よりよく、より深く、学んでいっているかということです。(♯)
A.絶えず変わっていくものです。私は、25年前の本を10年前に大幅に書き改めました。このQ&Aでも、同じような質問に対し、いつも新しい答えを出しています。(♯)
A.あえて目的や意図を明らかにしないこともあります。そういう必要が相手にあると感じることもあります。レッスンでは、何に気づくべきなのかを先に言うと、意識がそこにいきます。例えば、眉間に響かせてくださいと言うと、そこに響きを感じようとします…
A.それはとても理想的なことです。レッスンも、そのようにありたいです。私が思うに、トレーニングとしては、そこで時間がかかる、あるレベル以上、上にいかない。この2点を克服するために一時、心地よさを失うこともあると思ってください。どちらとるのか…
A.そこががんばりどころです。一時、休みを入れるか、方法や担当を変えてみるのも一つです。できるだけよい状態で行うことが望まれます。(♯)
A.芯のある声には体の支えが不可欠です。ではどの部分でどのように支えればいいのでしょうか?まず胸郭、脇腹などに注目してみてください。息を吸ったときにこの部分が横に膨らみますでしょうか?肺に空気が入って広がるときにこの胸郭や脇腹が膨らみ、この…