発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.ことばには、どういうトレーニングがあるのでしょうか。ことばがはっきりしないのは、なぜですか。

A. 役者、アナウンサー、またはその他、ことばを使う仕事についている人は必ず、ことばのトレーニングをやっています。 日本語の母音は、口先での明瞭さよりも、身体の奥から声を発する感覚で、深くしましょう。 また、外国語は、日本語の音を元にして作ろ…

Q.ポピュラーでは、音域別の声は、どうなのでしょうか。

A.同じような声というのを、どういうふうに認識しているかです。 基本的には、できるだけ統一した音声でカバーしたいものです。 歌では、ある程度、変化してもよいと考えましょう。 声区によって、どのくらい声質が変わるのかには個人差が大きいです。

Q.すべての音域とも同じような声が出せるようになるのですか。

A.全部同じ声だと思う人もいるし、いろいろと変わっていると思う人もいます。 基準の取り方で、どのレベルでそれを判断するのかということは難しいことです。 クラシックの発声では、統一した音色を理想とします。

Q.高音域になると、音が出ていても無理な声だと自覚します。

A.この場合、無理でない発声をマスターすることでしょう。

Q.トレーニングで注意することは何でしょうか。

A.できることとできていないこと、やってよいこととやっていけないことをはっきりとすべきです。 最初は大雑把でもしかたありませんが、上達するというのは細かく精査できるようになることです。

Q.トレーナーとして気をつけておられることとはなんでしょうか。

A.私は、たえず相手に自分よりふさわしいトレーナーがいないかを考えます。 いたら、その人に依頼します。

Q.ヴォイストレーナーで、声がよくない人や明らかな喉声の人をどう思いますか。

A.とくに関心ありません。トレーナーは、誰かのサポートが仕事なので、本人がどうでも相手の要求を満たせば、少なくとも他人がどう思うかなど関係ありません。

Q.声を教えているのですが、アドバイスください。

A.声を身につける方法やその人なりにうまく使える方法を伝えることです。 しかし、あなた自身が自分の声に自信がないなら、後者に専念すべきでしょう。

Q.なぜ、声を極める必要は必ずしもないと言われるのですか。

A.私は、多分、歌唱、音楽、歌より、声に関心があった、あるいは、そこでほとんどの練習を使ってしまった、ゆえに声のトレーナーなのです。声そのものでの表現に目的を見出し、それを実現できたつもりです。つまり、声がプロ、声ひとつで違いが出せるとい…

Q.誰でもそういう声は、マスターできるのですか。

A.そういう声がどの範囲かわかりませんが、私は自分が声づくりにかけただけの労力、たとえば時間だけでも、多くの人が同じところまで費やせるとは思いません。少なくとも10年がかりです。 また、その必要があるとも思いません。

Q.先生は8時間くらいしゃべっても、なぜ喉に支障がないのですか。

A.レッスンを持続するのにも堪えられる声が必要なので、それを使っています。 もちろん、鍛えられて習得してきた声であると思っています。

Q. 演劇の役者の深い声は、どうして出せるのでしょうか。

A.役者がしゃべっているところは、日本語の発声ではありません。 イタリア人とか、ドイツ人がもっているところで、深い発声ポイントです。 そのように考えることでアプローチできるということです。

Q.英語の発音は得意なのですが、歌となるとそうはいきません。声が違うのですか。

A.日本人の英語の発音が得意な人というのは、案外と口先で作っているのです。彼らは息を吐いている中で操作しています。多くの人は、声というより、強い息での英語の発声ができていないのです。 つまり欧米語を扱う、身体の感覚ができていないのです。

Q.声量のためのヴォイストレーニングは必要ですか。

A.ヴォイストレーニングは、表現の可能性を広げるために声をトレーニングします。 必要と思わなければ、問題はないのです。 どんな声が出ても、通用するかという問題なのです。

Q.声量がないと歌えませんか。

A.今は、音響技術も発達していますから、そんなに声量がなくてもなんとかなります。 カラオケなどで考えているのならば、マイクの使い方で何とでもなります。

Q.声域と声量は、どのくらい必要ですか。

A.人間には人間が使える範囲というのがあって、それぞれのもつ身体条件で可能なところまで使えればよいのです。発声の原理のところではないところで、いくらもっていても、歌唱には使えません。

Q.声域が広いほど、歌には有利ですか。

A.能力としては、なんでもある方がよいでしょう。ただ使い道によります。極端にいうと、何オクターブ以上出せるという人でも、どの音もきちんと通用しなければ、歌唱力としては、ゼロになるからです。つまり、1オクターブそこそこの歌を歌うのに、必要ない…

Q.声量を出すと声域が狭くなるのですか。

A.歌唱で使える声というなら、大きく出して、音のとれる域は、ふつう狭くなると思います。 ただ、歌唱は、目一杯の声で歌うものではないので、おのずと調整されるものです。

Q.音域を広くすることはできるのでしょうか。

A.できると思います。一時的には、取り組んでもよいと思いますが、それを長期、あるいは最終的な目的にしないほうがよいと思います。

Q.喉をはずして歌うとか、喉にひっかけないようにといっても、ことばを発するときは、喉にひっかかっているように思います。

A.喉をはずすといういい方は、事実とは違うのです。 事実とは違うのですが、そこの中で共通する感覚があるのです。 うまく発声のできる人は、喉で歌った方がよいとは、いいません。 そこは現実の現象を共通の感覚、イメージとしてとりあげたことばとして、…

Q.喉で歌うなと言われました。

A.それは、イメージでの例えです。たとえば、バスケットで膝でシュートするとか、バッターが腰で打てといわれているようなもので、そういう一つのイメージでのことばです。

Q.きちんと練習すれば、喉は、ならないようになるのですか。

A.なるというのはイメージのことばです。 誰でもしゃべっているのは、まぎれもなく、喉です。声帯から声道と構音器官です。歌っているときも、喉です。ここで声が生じているのです。 ならないというのは、無駄な負担をかけないということです。そのための…

Q.どうしても、ヴォーカルとして外国人に引け目を感じます。

A.外国人と比べるのはよいですが、優劣を競う必要はないと思います。

Q.誰よりもトレーニングしていけば、やれますか。

A.逆に考えた方がよいと思います。やれている人は、誰よりトレーニングしています。 そこまでやるのは並大抵ではありません。だからといって皆がやれるわけではないのですが、そこまでやらないと問うことさえできないのです。 やりたいなら、それだけやれ…

Q.基本のヴォイストレーニングをずっとやってきましたが、うまく歌えません。

A.それは基本の勉強というよりは、感覚がそこにいたっていないのです。表現やステージから足らないものを考え、トレーニングしましょう。

Q.ヴォーカルには、ベースの音が少し狂っているのが指摘できない、ドラムが入りそこねたのがわからないという人も少なくありません。それをどう思いますか。

A.バンドの人ならすぐにわかるレベルのことができていない、教育をするとか、基本の勉強をするとかのレベルではない、というケースも珍しくないようです。でも、ステージで歌える人もいるのです。それはそれでよいのではないでしょうか。

Q. なぜヴォーカルは、バンドに溶け込めないのでしょう。

A.ステージパフォーマンスと音で音楽を追求するのは、優先度や重要度が異なるからでしょう。

Q.ヴォーカリストに音楽の基礎がないのは、よいのでしょうか。

A.歌唱も音楽、ヴォーカルもミュージシャンですから、本当のことでいえば必要です。 でも、必要の程度や内容は、活動によって異なります。ラップなら、リズム重視でしょう。

Q.歌い手に音楽が入っているとは、どういうことでしょう。

A.外国人で歌っている人たちは、そういう人たちです。 日本でも、ミュージシャン畑のヴォーカルやピアニストとか、バイオリニストは同じです。 入っていない、足らないのは、タレントやアイドルの歌唱といえば想像つくでしょうか。

Q.音楽の感覚、センスに欠けるとは、どういうことでしょう。

A.あなたが盲目の人の、聴覚の感覚を今から得られるのかということを考えてみればよいと思います。盲目の人は目をつぶっていても、杖一本で歩けるのです。耳を通じて見えるわけです。