A.音程をよくするには、これもまた地道な作業ですが・・・。
自分が歌う音をピアノを弾きながら一緒に歌う。そしてその声を録音します。そして、録音したものを聴いて、自分の歌、声を客観的に知ることが大切です。音程をきっちり取ることは作業ですから、音と音の幅を意識して覚えていかなくてはいけません。たとえば、導く音と書いて導音という音を歌うときは、必ず高めに歌わなければなりません。この音は、主旋となる音の一つ手前の音です。どの調の設定でもいいですが、主音がドだとしたら、シの音になります。それから、ミやファのように白鍵盤が並ぶようなところもファの音は少し高めに音を取るほうが音程がキチンと聞こえます。このように、それぞれ楽曲の中で音と音の幅を感じて歌えるようになると、おのずと音程も良くなります。それから、伴奏の和音進行を良く聴いていると、その和音に含まれる音を歌うことで音程がきっちりはまっていきます。(♯Δ)