発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

Q.話材を集めるには、どうすればよいですか。

A.大切なのは、話材をどういうタイミングでどのように切り出すかということです。話し手もまた、話を楽しみ、心地よくなりたいのであるから、情報をもっているというだけではなく、それをうまくまとめて話す人であるとまわりから思われたいものです。まし…

Q. 話材をどこから集めるかを具体的に教えてください。

A.・新聞をよく読む(特に三面記事) ・スポーツ新聞 ・週刊誌、最低三誌に目を通す ・月刊誌、最低三誌に目を通す ・人の話をよく聞く(Э)

Q.日本人の声はよくならないのですか。

A.私は、日本人は、それなりに偉大で、自分たちのもっとも弱いところを、それゆえ努力で解決してきた国民だと思います。声が出なくて歌が下手なのを、カラオケをつくって補いました。声も歌もだめなら、じょうずに聞こえる魔法のキカイをつくるなど、日本…

Q.声がよくなるとプロになれますか。

A.「結婚したい」、「恋愛したい」という願望は、日本中にあふれているようです。それにも関わらず、あまり成立しないのは、その多くはまだまだ本気ではないのでしょう。「結婚したい」という人がどんな結婚を、「恋愛をしたい」という人はどんな恋愛をし…

Q.プロになるための考え方はありますか。

A.自分の欲していることを漠然とでなく、明確にすること、それが目標を立てるということです。 「○○年に○○でライブができ、お客が○○人、CDは○○というタイトルで○○枚出して」その上でプロの生活するというなら、印税まで、はじけばよいのです。わからなけれ…

Q.日本人の日本語には腹式呼吸の必要がないのですか。

A.欧米では、ことばは相手への説得の手段として使います。説得には、目的とそのプロセス、組み立て(論理)があります。しかも、そこにスピーチ力、つまり、パフォーマンス力、演出力が問われます。自分のことや、言いたいことを一気に語り尽くすのに、一…

Q.日本人の音声力の弱さの原因は何でしょう。

A.日本人同士では、適当に話を切り出せば、相手がそこにすぐ入ってくれるし、大半はうなずいてくれます。日本での会話は、一人で長く、しかも強く話しすぎると嫌われかねませんので、かなり適当に切ります。息つぎも、好きなところでつぎます。内輪での話…

Q.日本人の歌い手の声は小さくないですか。

A.日本の歌は、身内のなかで回されてきた宴会芸から生じたものです。今の日本のライブなども同じ線上にあると思います。 ストリートで道行く人の足を止め、そこにいつづけさせ、コールエンドレスポンスで見ず知らずの人と、一体化していくような欧米の歌と…

Q.喉を固めてしまうといわれます。ゆるめる方法を教えてください。

A.まれに、生まれつき喉を自由に、固めずあるがままにして歌える人、柔らかく声をだせる人がいますが、歌をはじめて間もない人は喉との付き合い方をうまくやっていく必要があります。 まず喉の奥や、舌の付け根が固いことが往々にしてありますので、これを…

Q.喉を下げて歌うように言われますが、具体的にはどうすればよいのでしょうか。

A.日本人の喉はとても、上に上がりやすく、浅い声が指摘されます。歌の時には、なるべく響きを豊かにするために、その場所にいてもらったほうが都合がいいのです。また、上下しやすい喉は故障しやすいという指摘もあります。無理に下げる必要はないのですが…

Q.自分の体なのに思うように動かない。力が抜けない。

A.歌を歌うということは、不随筋を随意筋であるかのように自由にコントロール下において動かせるようになるということが必要です。 例えば、口蓋をあげ口蓋垂をぐっと上に引き上げるということ一つとっても、なかなか最初は思うようにいかないと思います。…

Q.知識の使い方に悩みます。

A.知識は、ある限定された条件の中でしか力をもたないし、いくら吸収しても際限がありません。それに対して、自分の体験は、具体的に述べられる分、説得力をもちます。人から聞いたことやニュースで知ったことは、二次情報です。それを現場レベルでもっと…

Q.ネタはどこまで使えますか。

A.デ―タを一つ示すにも、その引用元や調査方法までしっかりと調べておかないと、「その出典は」という一つの質問でもつまってしまうことになります。あらかじめ、「よくはわかりませんが」「もう忘れたのですが」「たしか、ある本に述べであったと思うので…

Q.意見と事実の表現のしかたについて。

A.事実は観察したもの。「…です」と表現します。これは話の裏づけになります。他人の考え(伝聞)は、出所、引用元をはっきりさせ、「…だそうです」「…と言われている」と表現します。自分の意見は主張であっても、自分の感想であり、推測です。「…と思う」…

Q.声を使うというのは、どういうことですか。

A.実際には、好きなように声を使ってみてください。それには、いろんなやり方があります。 声をたくさん使う 声を長く使う 声を大きく使う 息を使う(♭б)

Q.自分の声をよくするのに楽なやり方は。

A.いい声を聞いて眠ることです。 これは効果的です。あなたの大好きな声をコレクションして、いつも聴いて眠りましょう。 声コレクションリストをつくりましょう。(♭б)

Q.声をよくする口ぐせはありますか。

A.次の言葉を口ぐせにして、いつも自分で感じてください。そこから、自分でつくりかえてみてください。 「私の声はとてもよい」 「この声を大切に」 「この声を気に入っている」 「この声が健康だ」 「この声が友だちを連れてくる」 「この声で仲良くなれ…

Q.日本人には強弱アクセントが聞こえないのですか。

A.ようやく英語の学習に「息を吐くこと」「リズムにのせること」などが重視されてきました。 英語を発声で説明すると、まず声門閉鎖音がベースで、「ハ-」と息を強く吐きます。それが声となり、さらに歯、舌、唇など、いろんなところで妨げられて出るのが…

Q.日本語の音は、何が他の言語と大きく異なるのですか。

A.世界のほとんどの国の言語は日本と異なり、子音が中心です。母音が中心なのは、日本とポリネシアなどくらいだそうです。(イタリア語は母語で終わるのが多いというだけで、子音中心です) アクセントのない音は、弱くあいまいな音になったり、変化します…

☆Q.日本人は強い息が吐けないのですか。

A.日本語は母音中心、あまり強い息は必要ありません。むしろ、息を吐きすぎるとノイズと認識されてしまいます。私は昔、ラジオに出たときに、吹かない(息を強く出さない)ように気をつけていました。「英語耳」(アスキー出版)の著者、松澤氏は、英語でsの…

Q.声がでれば方法は問わなくてよいのではないですか。

A.結果的に声がでれば何でもいいと思っています。人によってはマスケラを意識するようアドヴァイスもしますし、鼻に集めてという人もいます。喉を下げるようアドヴィアスもしますし、呼吸、顎の位置、発音、支えでもアドヴァイスします。 しかし、問題は単…

Q.声楽の方法はポピュラーに使えるのですか。

A.一言で声楽といっても、実は専門としていてる分野で発声の考え方は全然違ったりします。声楽家すべてが同じ発声法をもっているということは絶対にありません。おそらく、息の吸い人、おなかの使い方を含め意見が分かれることが多いです。 ポップスの歌手…

Q.胸をはって歌うのは、歌の時にはいい姿勢なのでしょうか。

A.子供のころから、私たちは「いい姿勢をしなさい!」と言われると胸張り出し、まるで背骨まで反るかのような姿勢を作って背筋をピンとしていたことを思いだします。歌の時も、ついつい猫背で歌うのは良くないと思い、この「いい姿勢」をしている人が多くい…

Q.情報を伝えるのに、特に注意することは何ですか。

A.他人の言葉や本の引用データなどは、確実に使えるもの以外、使わないことです。自分で確証をもっているということです。自分で調べたり、実際に見聞きしたものでなくては、そうはなりません。聞いている人の中に、必ず自分よりもそのことについて詳しい…

Q.よい話し手とは。

A.よい話し手とは、たくさん話す人ではなく、相手をたくさん話す気にさせる人です。話せなくて損するのではありません。話さなくて、たくさん聞ける人が得なのです。(Э)

Q.聞き上手になるには。

A.聞き上手は、いつも「なるほど」という相づちと、的確に疑問を聞き返す態度で、相手がますます熱心になるように話を引き出します。つまり、理解し、共感を示し、次の話を聞きたいと表現したのです。これらは、目(アイコンタクト)、リアクションのしかた…

Q.ヴォイトレのもっとも簡単な入り方は。

A.笑い声をあげましょう。愉快に楽しく振る舞うと、よい声になり、魅力的になれます。 日本人は、欧米人などに比べて、表情が乏しく、声の変化も少ないのです。もっともっと顔、そしてそれに伴う声の表情も豊かにしましょう。(♭б)

Q.世界で一番よい声になりたい。

A.「声がよい」というイメージを叩き込むと、おのずと私たちは、そうなる行動をしはじめるのです。すると、よい声をもっともっと使いたくなるでしょう☆。 いい人に会ったらまた会いたい。いいところに行ったら、また行きたい、いい思いをしたら、またやり…

Q.声をよくするための考え方は。

A.そのためのワード(呪言)をあげておきましょう。 すごくいい声 気持ちいい声 人生をよくする声 リッチな声 品格のある声(♭б)

Q.声の表現と息とは関係しますか。

A.あまり強い息を必要としないのが、日本語です。しかし、それでも本当に強く人の心に訴えかけるときに、表現上、息は欠かせません。芝居などをきちんと成り立たせるためには、なおさらです。世界の一流のアーティストの歌声にも、息は強く入っています。(…