発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.加齢には、筋トレですか。

A.若いときと年を経ていくときとは違うでしょう。つくるのと保つのとの違いです。部分を強くではなく、体を均等に使うことが大切です。([E:#x266F])

Q.股割は、何にでもよいことですか。

A. 肩甲骨や股関節を固めないこと、柔軟にすることは、全身に有効です。ただし、180度開脚ができたからといって、それだけのことではないでしょうか。([E:#x266F])

Q.一体感って何ですか。

A.茶道では、主客の役割は歴然と区別されますが、いつでも入れ替わるのです。もてなす側、もてなされる側は逆転するというようなことです。同期、シンクロするのです。「一座建立(こんりゅう)」「賓者歴然、賓者互換(ひんじゃごかん)」といいます。ハ…

Q. レッスン前にやっておくとよいヴォイストレーニングを教えてください。

A.体と呼吸と声のウォーミングアップを、適度にしておくことがよいでしょう。レッスン内容によっても、少し変わってきます。声を出すことが多いレッスンでは、体と呼吸のウォーミングアップをしっかりとしておくことが大切になります。ストレッチと軽い運動…

Q.指導で、必要なこと以上を求められているように思います。

A.まずは与えられたことをやりましょう。自分のよしとするよりオーバーすることを求められるのは当然です。求められることをオーバーするくらいやってこそ、可能性が開けることでしょう。マックスを想定するべきです。 ([E:#x266F])

Q.成長したいのですが、思い通りにいきません。

A.何が、でしょうか。現実との間で悩んで、現実に対処していくと、いつしれず対処できるようになる、これが成長です。([E:#x266F])

Q. ウエイトトレーニングは、よくないと言われました。

A.ウエイトトレーニングの欠点は、筋肉をつくるので部分的に偏り、そこも重くなることです。相撲などでは、近年、筋トレなどで大きくなった力士が増えました。そのため、怪我も増えたのではないかと言われています。 でも、だからよくないとはいえません。…

Q. 歌うとき力み過ぎていると言われて、今までの感覚を否定された気分です。これから全く違う感覚を構築するということでしょうか。

A. 歌唱時においては、声のボリュームと身体の感覚は比例するものではありません。声を強く出したら身体も(喉を含む)強い圧力を感じる、逆に弱い声を出したら身体への圧力は弱い、ということではないのです。もし、これまで喉で声を押し身体も力の限りで…

Q. 最初の音を押しているといわれます。

A. 最初の音を喉で押し出す傾向の人が、たまにいらっしゃいます。声がしっかり出ているか不安になり、自分の音を常に聞いてしまう習慣があるのかもしれません。しっかり出ていないような気になれば、余計に押してしまうということ考えられます。ホールでは…

Q. 曲を歌っていると、もっと軽く歌うように言われますが、軽く歌うとはどういうことなのでしょうか。

A. 曲調をとらえて表現して歌おうとすると、メロディーを重厚に響かせて重々しく歌うほうが効果的な場合と、軽くメロディーをとらえて音符を走らせるかのように表現するほうが効果的な場面とがあります。軽く歌うように言われるということは、早いパッセー…

音を音楽的に歌う

トレーニングを始めて年数が経っていない人によく見られるのは、音を一つ一つ止めて歌っているような歌い方です。日本語は一音節に大体一音当てられているので、音符に忠実に歌おうとすると、流れが止まってしまうのかもしれません。たとえば「かえるの歌が…

Q.真面目すぎるのか、他人のまねや他人の言う通りにしてしまうのです。

A.どこをまねたらよいのか、どこをまねないのがよいのかを考えましょう。そこから、どう作り出すのかを考えましょう。わからなければ、そのまままねてみます。 (♯)

Q.トレーナーの言うこととすることに違いがあるときは、どうするのですか。

A.トレーナーが、あなたのためにしていることは、トレーナーのすることでなく、あなたのすること、した方がよいことです。トレーナーのすること、できること以上を目指しましょう。(♯)

Q.違うと思う指示にも従うのがよいですか。

A.言う通りにするのは、言う通りにしないよりはよいのです。言う通りにできないから悩むのなら、言う通りにしようと努めつつ、そのギャップを考えることです。人に歪められない真理、万物の正解、基本を知っていくことです。(♯)

Q.オペラ歌手はなぜ大きな声が出るのですか、マイクは使わないのですか。

A.呼吸のエネルギー、筋力、鍛え抜かれた声帯、最大限に開けた共鳴腔。これらを駆使することで、並外れた声量を出すことが可能になります。 マイクについては、基本的には使いません。ホールの収容人数が2000~3000人程度まででしたら、使うことはないです…

Q. くずして歌うのが難しいです。なにがよいのかわからなくなります。

A. リズムや歌詞の入れ方などをくずして歌うとその雰囲気にはなるものの、曖昧にやっていてはいつまでも難しいままです。基礎があってのくずしなので、基礎なくしては柔らかい土に棒を立てるようなものです。まずは基礎として、元々のリズムや音程、歌詞の…

Q.発声で上手くできた方法は、曲を歌うときにも試してよいですか。

A. 発声で行うトレーニング方法は、歌うときの状態を向上させるためのものです。発声で上手く実践して効果を実感できた方法なのであれば、曲を歌うときにもちゃんと効果が出るはずですので、慎重になり過ぎずに、ぜひお試しください。逆に、発声で実現でき…

外国語の歌唱で気をつけること

ある言語学者は、「イタリア語、フランス語は母音でレガートを作るといいが、ドイツ語は子音のレガートを意識すると発音しやすい」と説明しています。つまりイタリア語やフランス語などのラテン系の言葉は母音を優勢に感じて母音をつなげるように練習してい…

Q.日常の生活のなかで声のために注意するとよいこととは何ですか。

A.□腰まわり、ベルトなどをゆるめておく □身体を柔らかくしておく □胸を張って姿勢よくする □息を深く吐いたり吸ったりする □毎日たくさん歩く(♭б)

Q.現状が問題だらけで、なかなか抜け出せません。

A.人のつくったものは、大体は解決できるもの、と言う人がいます。一人で悩まず、他の人に相談することです。相手の答えでなく、自分から話すこと、ことばにしてみることが大切なのです。(♯)

Q.今、プロダクションに、よいように利用されているだけのように思います。

A.今でなく、将来を考えてみましょう。そこに属していて手を組んでやるとは何か、あなたは何を求めているのか、先方は何を期待しているのかを考えてみましょう。(♯)

Q.下積みから抜け出せません。

A.潜伏しているときに、悩み、考え、力をつけていくのです。下積みこそキャリアです。仮に、負の力としても、反転して使えるときがあると思います。感情と同じです。(♯)

Q.日本の芸能から発声を学ぶことはできますか。

A.お能、地歌、民謡、いろいろな声を使う伝統芸能のジャンルがあると思いますが、ほとんどのジャンルの人々は、発声練習などせずにすぐ曲を歌うのだそうです。特に発声練習やヴォイストレーニングとして声を習熟させるという考えがないようです。 しかし、…

Q.軽く歌うことのメリットとは何ですか。

A.音を重厚に響かせずに、軽めに歌うことでフレージングが進めやすいというメリットがあります。一音一音しっかり歌っていると、それぞれの音の充実感はあるかもしれませんが、音が流れるように進みにくいです。軽めに歌うことでそれぞれの音符が次に向かう…

Q.欧米人と日本人の声はなぜ違うのですか。

A.いくつもの理由があります。一例として、 1.体格の違い 2.騎馬民族と農耕民族の違い 3.言語の違い 4.建造物の違い 1をあげてみます。が、白人も黒人も、黄色人種と比べて大柄で筋肉質で体幹がしっかりしています。また、頭骨が前後に長く、彫りが深いため…

せりふをしっかりと伝える

具体的にできることは、息をしっかり吐くことです。最低限、自分の目の前に一本のろうそくに火がついていて、それを消すくらいの息を吐けるように練習しましょう。その息にのせて声を出せるよう訓練してください。 次に言葉のさばき方です。子音をしっかり発…

Q.滑舌(早口言葉)のトレーニングを教えてください。

A.お綾や 母親に あやまりなさい 青菜葉(アオナッパ) 赤菜葉 赤菜葉 青菜葉 歌唄いが来て 歌 唄えというが 歌唄いぐらい 歌 唄えれば 歌 唄うが 歌唄いぐらい 歌 唄えぬから 歌唄わぬ お茶立ちょ茶立ちょ ちゃっと立ちょ 青竹茶筅(ちゃせん)で お茶ち…

Q.せりふのトレーニングとはどういうものですか。

A.それぞれ使い分けてください。 「おはよう(ございます)」(1.上司に 2.同僚に 3.部下に 4.両親に 5.彼に) 「ごめんなさい」(1.申し訳なく 2.やさしく 3.強く) 「けっこうです」(1.遠慮して 2.怒って 3.きっぱりと) 「とてもおもしろかった」(相…

Q.口上集のトレーニングを知りたいです。

A.「たらちね」 自らことの姓名は、父はもと京都の産にして、姓は安藤、名は敬三、字(あざな)は五光(ごこう)、母は千代女(ちよじょ)と申せしが、三十三歳の折りある世、丹頂の鶴の夢を夢みてはらめるがゆえに、たらちねの胎内を出でし時は鶴女と申せ…

Q.好きなことがありません。

A.生きるため、生計のためになることは、ならないことより惹きつけられるはずです。それをも好きといえるかもしれません。お金になる、稼げる、儲かるから好きということもです。そのことで好きなことができる、おいしいものが食べられる、これも好きの一…