発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3257.トレーナーによって言われることが違うので、どれにあわせていけばよいか迷うことがあります。

A.当研究所では基本的に二人のトレーナーに付かせています。音楽を勉強する人は、大概一人の先生に長く付いて教えをうけます。このいい面としては、同じことを何度も繰り返し、上達(請負い)することが速いです。一方、悪い面としては、その教えだけが正しいものだと思い判断力にかけ、悪い癖(先生の特徴)まで受けることがあることです。
この他にも良い面・悪い面いろいろあり、どちらの体制がよいかどうかは一概に言えません。
最終的な目的としては、「トレーナーが求めるような歌を歌えるようになること」ではなく、『自分の判断で声を出せるようになる』ことなのです。二人のトレーナーについた場合、それぞれのよいところがあり、それぞれの欠点もまたあるのです。ですから、あとは本人がそのトレーナーが何を意図してレッスンをしているのかを感じ取り、自分に必要なものを学びえることが大事になるでしょう。言い方を変えれば、『いいとこ取り』をしていけばよいのです。そのためには、自分の判断力がきわめて重要な要素になることはわかると思います。