A.本番前のトレーニングについては、個人の力量や喉の強さなどによって様々ですので、自分が本番で最高に近いパフォーマンスを引き出すためにはどのような準備の仕方をしたらよいのか、経験によって身につけていくとよいと思います。目安として、喉があたたまる少し前でやめておくのが一番望ましいと思います。
よくある失敗としては、本番が始まって一声目にピークを持っていく準備をして、2、3時間あるステージの後半でバテてしまい思うようなパフォーマンスができなくなってしまうパターンです。ピークは、ステージの一番の見せ場やクライマックスに持っていくのが望ましいと思います。そのため、プログラミングも、前半はウォーミングアップ程度で歌えるプログラミングをするという工夫も必要でしょう。中には、本番まで一声も出さずに準備し、本番の前半の曲を使ってウォーミングアップと本番を兼ねるという人もいるくらいです。あと、大切なことは、会場入りを早めにして、ステージ上で本番のイメージトレーニングをすることも大事な準備のうちのひとつです。(♭∀)