A.日本語はあまり呼気のエネルギーを必要としない言語なので、日本人はよく「息を外に吐いて歌いなさい」と注意されることがあります。しっかり息を外に吐くことで、声を前に飛ばすことができます。この意識が日常から少ないのでしょう。
これを回避するには、ひたすら息吐きトレーニングするしかありません。息吐きのトレーニングで、どのくらいのスピード、量の息を吐けているかを体感していきましょう。
お腹を自分の手で押しつつ、お腹の筋肉を自力で凹ませて息を思い切り吐いてみてください。イメージとしては大きなゴムボールに水が入っていて、ボールの両サイドを押すと水がピュッツと出る感じです。くしゃみは息のスピードが時速2~300キロだといわれていますが、そのぐらいのスピードを意識して吐きましょう。この息の量とスピードを発声練習でも用いられるようにしてみてください。([E:#x266F]β)